22.5.16(月)
朝、自宅を出て盛岡 7:58 の秋田新幹線に乗った。仙台始発のこまち95号である。秋田新幹線の車両に乗ったことはあるが、田沢湖線内で秋田新幹線に乗るのは初めてだな。田沢湖線に乗るのも40年ぶり以上だろう。大曲で奥羽線の新庄行きに乗り換え、横堀駅へ。
↓この日歩いたルートと写真→大きい地図で
10:02 横堀駅からウォーク開始。この駅の中や駅前には小野小町に関する展示が多い。小野小町生誕の地についてはいくつか説があるそうで、このあたりもその一つとのこと。
10:20 小町堂に立ち寄った。小野小町に関連あるとか。すぐ近くに、菅江真澄記念と書かれた標柱があった。江戸時代の民俗学者とのこと。小町伝説と違って、こちらは確かな史実のようである。
10:29 熊野神社前を通過。小野小町の父が建立したとか。ほんとかな。10:34 向野寺前を通過。「小野小町自作霊像安置所」という石碑があった。小野小町が自分の像を作ったってのかい？ さすがにこれは後世の創作、作り話だろう。像を造ったのも後世の別人に違いない。
国道13号に合流した後、10:52 道の右側で、ネズミ捕りのパトカーが隠れて待ち構えていた。この先に測定器が設置されているだろう。と思いながら歩いていたら、歩道橋の階段の脇に、目立たないよう置かれていて、そばにいた警察官に挨拶された。しょうもねえことしやがって。
11:13 高松川の橋を渡ったところにフジの大木があり、フジの花が真っ盛りだった。その近くに郵便局があったので、立ち寄って今年の自動車税を納付した。納付書を受け取っていたので、最初に見かけた郵便局か銀行で納付しようと準備していた。
11:48 東鳥海神社という神社があり、石柱の名称に修正跡があった。元は何と刻まれていたのかな。そのすぐ先に「鉱毒対策事業記念碑」があった。院内銀山から排出された鉱毒水への対策に関する記念碑だそうだ。鉱毒水というと足尾銅山が有名だが、それ以外にも日本全国あちこちにあるね。
旧羽州街道は、現在の三関駅付近から東の山裾のほうを通っている。このあたりで過去に洪水が何度もあったためらしい。国道13号から分かれて東へ向い始めたら、どこからか正午を告げるチャイムが聞こえてきた。12:52 俳句を刻んだ石碑がまとまっていくつかあった。何かいわれがあるのかな。13:07 薬師神社前の御機嫌坂を通った。常陸から秋田に封ぜられた佐竹氏が、有屋峠を越えた後に雄勝平野を見て御機嫌になったため、この名があるとか。
吹張の一里塚跡にあるツキノキの巨大な根
湯沢市街に入り、13:35 吹張の一里塚跡があった。事前に調べた資料では「吹張の一里塚」だったが、グーグルマップでは「愛宕町一里塚」となっている。名前を決めて一里塚を造ったのではなく、塚が造られた後に「××の一里塚」という名が定着していったのだから、複数の名があっても不思議ではない。
一里塚跡にはツキノキの大木が生えていて、その木の根が塚のように盛り上がっていた。
23番目の宿場、湯沢宿の中心の十字路を左に曲がり、14:10 湯沢駅に着いた。この日の羽州街道ウォークのゴールは、ここが目標である。横堀駅から 22,231歩，14.3km。1日に歩く目標としてはかなり短めだな。あまり空腹を感じていなかったので、駅ナカのコンビニで、パンとカフェオレを買って軽い昼食とした。
食べ終わった後、まだ昼過ぎで時間があるので、湯沢城跡へ行ってみることにした。城跡への遊歩道を上っている途中、15人くらいの団体とすれ違った。二の丸跡，本丸跡に続き、湯沢城で最も高い場所である五社壇跡に立ち寄った後、元の道へ引き返したら、50歳くらいの女性一人とすれ違い、挨拶された。
「あら。こんにちは。毎日来てるけど、他の人に会うなんて珍しいです。」
「えっ。さっき10人以上の団体さんがいましたよ。すれ違わなかったですか。」
「ほんとですか。会わなかった。」まあ、そういうこともあるさ。
見張台跡から市街を俯瞰した後、市街に下り、16:00 湯沢駅に着いた。昼食後は、7,775歩。駅の観光案内所に行ったら居合わせた人が羽州街道に詳しく、しばし会話。
16:40 の電車に乗って横手へ。横手駅前のビジホにチェックイン。このホテル、秋田県の「あきた春割キャンペーン」に対応していて、東北６県か北海道在住者で、コロナワクチン３回接種済証を提示すると、割引とのこと。
あれまあ。知っていれば接種済証を持って来たのにな。持って来なかったので通常料金 \8000 を払ったが、割引適用だと \4000 だったそうだ。なんだ。\4000 損したな。ネット予約した時、もっとしっかりチェックしておけばよかった。
ホテルはサウナ併設で、宿泊者はサウナ無料。サウナ好きの私だが、今年サウナに入ったのはこれが初めてとなった。