おくのほそ道ウォーク 築地→佐々木 | M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLのほとんどはM3型(多顆粒型)ですが、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

金森敦子著『芭蕉「おくのほそ道」の旅』によると、築地から新潟までは、芭蕉と曾良は舟で行った可能性が高いとのこと。曾良日記に「昼時分ゟ晴 アイ風出 新潟へ申ノ上刻 着」とあり、日本海側では北前船に都合のいい風などをアイ風と言うことや、新潟までの距離を記していないが傍証のようだ。
これだけではさすがに断定はできないだろうが、鉄道開通前、大量輸送の主役は水路だった訳から、おおいにあり得るな。
初日の隅田川(江戸深川→千住宿),松島湾内(塩竈→松島),最上川下り(元合海→清河)や、鶴岡→酒田は、舟に乗ったことが曾良日記などからわかるそうだが、築地から新潟までは、徒歩か舟か記述がなく、断定できないようだ。金森氏の著書の地図で、ほそ道のルートは、県道3号沿いにプロットされている。
築地の南はかつて、南北6km,東西4kmの塩津潟だったそうだ。現在の落堀川や十文字川がそのあたりらしい。その先にも鳥見前潟,福島潟など多くの潟があり、それらを川と水路が網の目のように繋いで阿賀野川に出ていたそうだ。今ではそれらの潟は痕跡程度であるから、潟だったあたりにある県道3号を歩くことにした。

19.09.18(水)
↓この日のウォーク地図と写真


中条のホテルをチェックアウト。4泊したが、ネットの記事のような幽霊は出なかった。8:55 駅前の市営駐車場に車を停め、ウォーク開始。昨日来た県道54号を4kmほど戻り、築地へ。10:10 築地交差点に着き、左折して県道3号に入った。11:45 旧紫雲寺町を通過。12:37 加治川の紫雲寺橋を渡った。ネットで入手したほそ道のデータでは、この加治川を下って日本海に出て新潟に向かっている。芭蕉と曾良はこのあたりから舟で行ったのかな。
14:10 新発田川水路に架かる橋を渡った。翌日はこの新発田川沿いに歩く予定。JR白新線の佐々木駅に着く直前、14:17発の下り電車がやってくるのが見えた。あらま。もう少しで間に合っていたな。14:18 駅に到着。築地からここまでは 19.4km,25,256歩。中条からは 24.4km,31,789歩。
15:20発の電車に乗り新発田へ。新発田で乗り継ぎ、中条駅へ。中条駅前に停めてい置いた車に乗り、新潟市内へ。新潟駅近くのビジホにチェックイン。
新潟市内に泊まったのは、2005年以来で、14年ぶりになる。佐渡へ行く前日に泊まったのだが、その頃は既に白血病による咳の症状が出始めていた。白血病と診断されて入院したのはその1か月ほど後だった。