おくのほそ道ウォーク 岩船 → 築地 | M3Variant : 定年退職と同時にコロナ禍に

M3Variant : 定年退職と同時にコロナ禍に

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLで通常のM3型(多顆粒型)ではなく、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

19.09.17(火)
朝食後、中条駅 8:36 発の電車で岩船町駅へ。9:00 JR岩船町駅からウォーク開始。このあたりからだんだん、大きな田んぼが増えてきた。ただ、海岸と山の間はまだそんなに広くはない。9:20 この日のほそ道ウォーク開始地点。

↓この日のウォークを地図で

 

10:30 荒川河口の塩谷ではお祭りの雰囲気があった。終わったあとかな。塩谷の少し上流で橋を渡り、荒川沿いに河口近くまで下ったが、風が強かった。11:40 河口近くから内陸方向へ。防風林に遮られるのか、風は弱まった。海岸と山の間もだいぶ広くなり、穀倉地帯の様相を呈してきた。


12:25 乙(きのと)の集落に入った。曾良日記では「巳ノ尅 村上ヲ立 午ノ下尅 乙村ニ至ル」で、村上を10時頃出発して、13時前には乙村に着いたという。ただ、村上から乙までどこを通ったかは記録がない。直線距離だと13~14kmほどで、3時間ほどで歩けないこともないが、岩船を通って荒川も渡ってこの所要時間だとすると、かなり速いな。
12:30 乙寶寺に着いた。乙村なので乙寶寺という名前なのかな。曾良日記では「乙宝寺参詣前大雨 即刻止」で、参詣直前に夕立に遭ったようだ。乙寶寺の創建は天平8年(736年)と伝えられているとのこと。奈良時代か。本当かな。それなりの古刹には違いないようだ。

このあたりはバスの便がない。ウォーキング開始・終了地点の前後では、行き帰りには公共交通機関を使い、タクシーは使わないことにしている。3~4kmほど離れた羽越線の駅との間を往復歩くかしかない。

 

県道3号とその旧道を進み、14:52 築地着。岩船町駅から築地まで 28.1km,35,993歩。曾良日記には「つゐ地村」と書かれていて、この村で次市郎という人の家に泊めてもらったそうだ。乙村で乙寶寺へ一緒に参詣した次作という人の息子だそうだが、その人の家がどこにあったかは、知る由もないだろうな。


築地からはおくのほそ道のルートを外れて東へ折れ、中条のホテルへ向かった。旧中山道を歩いた時、46番.大井宿と47番.大湫宿の間にある深萱立場というところで旧中山道を外れ、JR中央線の武並駅まで2kmほど往復歩いたことがあった。今回はそれを上回る。
今年前半頃は、ここから中条駅へ行く路線バスの時刻表が「新潟交通観光バス」のサイトに掲載されていた。新発田駅-築地-中条を平日のみ1日4本往復の路線バスで、これを利用しようと計画を立てていたが、今年夏頃にこの路線の時刻表がサイトから削除されていた。「新潟交通観光バス」に問い合わせたところ、3年ほど前に廃止された。とのこと。あれまあ。廃止されてから3年も、時刻表がネット上に掲載されてたのか。まあ、気づいて事前に確認してよかった。


胎内市役所のサイトを見たら、予約制のりあい自動車「のれんす号」というのがあり、9人乗りのワゴン車で、郊外と市中心部を結んでいるらしい。市外在住の方もお気軽にご利用ください。と書いてあったが、車のない高齢者の通院用で、福祉事業としての運行だろう。初回予約時に氏名年齢等の登録が必要とも書いてあった。
16:00 中条のホテルに着いた。築地から 4.99km,6,321歩。