相州大山詣 | M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLのほとんどはM3型(多顆粒型)ですが、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

18.10.27(土)

前の記事に書いたように、私の勤務先は丹沢・大山の麓にある。
勤務先では毎年この時期に「大山環境クリーン作戦」と称して、大山登山を開催している。
ゴミ拾いを兼ねたレクリエーションである。

勤務先事業所は来年夏頃に閉鎖される予定なので、この大山登山も今年で最後になる。
連続ではないが延べ30年もここに通勤していながら、15年ほど前に1回参加しただけなので、
最終回の今回は参加することにした。

前日での天気予報は雨のち曇。降水確率はAM70%、PM40%。ただし大降りではなく小雨の予報。
中止かなとも思っていたが、開催となった。

6:00 自宅を出発。小雨だったが、傘は持たずに出た。登山で傘など邪魔だもんね。
7:40 勤務先着。雨は止んで、雲の隙間から青空が見え始めた。
40名ほどの参加者が三々五々集まってきた。勤務先のレクなので、夫婦や家族での参加者も。

8:30 勤務先からバスで大山の麓へ。バス終点から徒歩でケーブルカーの駅へ。
ケーブルカーまで800mほどの上り坂、両側には和式旅館や土産物屋が軒を連ねている。
「**坊」という名の旅館もあった。かつては宿坊だったのかな。

9月15日の羽黒山・手向の記事にも書いたが、本来は寺で僧侶を宿泊させる部屋だった宿坊は、
時代が下ると参詣者も宿泊させるようになり、寺の部屋から周辺の宿屋に発展していったらしい。

江戸時代には、参詣や巡礼を名目にすると通行手形を取得しやすかったため、
お伊勢参り,金毘羅参り,善光寺詣でと称して通行手形を取得し、観光旅行をしたそうだ。
宿坊側もその辺りの事情は心得ていて、参詣者を宿泊させるという名目だが、
実態は当時から観光客相手の宿だったのだろう。

ここ相州大山の大山詣も同じこと。参詣を名目にした観光旅行である。
江戸から近いため、かなり賑わったようだ。


9:00 発のケーブルカーに乗った。ここはロープウェーではなくケーブルカーである。
ロープウェーとケーブルカーは全く異なる別のものである。
ロープウェーは、空中のロープにぶら下がったゴンドラに人荷を乗せるが、
ケーブルカーは、斜面線路上の車両に人荷を乗せる。
形も全く異なり、すぐに判別つくのだが、説明しても理解しない人が時々いる。

9:10前、ケーブルカー終点に着いた。標高は 678m。
下社があり、相模湾や江の島が見えた。天気は大丈夫そう。
ここから登山となる。頂上は 1252m なので、標高差は 574m ということになる。
登っている途中は、しばしば小雨に見舞われた。
また、頂上の手前は風がやや強かった。

10:40 大山頂上着。ウォーキングメータでは下社から、4.32km,6167歩。
頂上は薄い霧で、あいにく相模湾や平地は見えなかった。

今年登った山では、7月22日の月山(1984m)に次いで2番目に高い。
ふだんは登山をしていない私M3Vだが、今年はちょっとだけ登山をしたなあ。

11:10 下山開始。下山はケーブルカーを使わないルート。
雨上がりの山道で下り坂、途中で何度も足が滑り、そのうち2回転倒してしまった。
怪我がなくて幸い。でも年々、反射神経が鈍ってきているような気がするな。

少し下がったら霧はなくなった。
13:15 キャンプ場着。頂上から 6.50km,9197歩。ここで勤務先が準備した昼食。
参加費無料なので、まず駆け付けにビール一杯。

同じ社内ながら、久しぶりに顔を見たメンバも何人かいた。
キャンプ場で飲み食いの後、2kmほど先のバス停まで徒歩。バスで最寄駅へ戻った。

と、まあそんな訳で、記事アップしている今も、両脚の筋肉痛が治ってません。痛デデ。