連休ウォーク6日目 | M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLのほとんどはM3型(多顆粒型)ですが、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

18.05.04(金)

鶴岡駅前のビジホの朝食はバイキングで6:30から。
連休前半初日(4.29)翌朝、山形駅前のビジホでの朝食バイキングでは、
30人ほどの列で待たされ、電車に間に合うよう、5分で食べざるを得なかった。

この日は連休後半初日翌朝で、同じような状況を予想していた。
案の定、15人ほどの列ができていたが、前回より列車の発車時刻まで余裕があり、落ち着いて食べられた。
でも並んでいるうち、後から来た人で30人ほどの列になっていたから、早めに並んで正解だったな。

この日の天気予報は曇りのち晴れ。降水確率はAM80%,PM20%
ただし、この時期には珍しい上空の寒気ため、天気の急変・落雷に注意。とのこと。
起きた時は薄日も射していたのだが、朝食の頃から雨が降り始めた。

ウォーク再開地点のJR狩川駅へ行くには、羽越本線と陸羽西線を乗り継ぐ必要があり、
鶴岡 7:40 → 余目 7:58,余目  8:01 → 狩川  8:10 か、
鶴岡 9:29 → 余目 9:45,余目 10:03 → 狩川 10:12 のどちらかである。

降水確率(AM80%,PM20%)を考えると、どちらが得策か?
早く出た方が後で時間調整しやすいので、早い方の移動プランを選んだ。
ところが、乗車中から雨脚が強まってきた。80%とはいえ、曇りの予報は当たってないよ。

狩川の駅に着いたが、ウォークできる天候ではなく、待合室で雨宿り。
業務委託駅らしく、窓口もあるのだが、一昨日もこの日も閉まっていた。
駅周辺や町の今昔の写真,100年以上前の開業時の新聞記事などの掲示を見て時間潰し。

反対方向(下り余目方面)への乗客や、駅前から出る町営バス,送迎バスなどの乗客が、
ときおり数人でやって来ては去って行った。

待つこと2時間。遅いほうの移動プランの列車が出た後くらいから雨脚が弱まり、ウォークできそうになった。
10:20 ウォーク開始。だんだん晴れてきて、青空も見え始めた。

12:00 過ぎ、道の右側に旧道の案内板があり、180mほど旧道が残っているとのことで、
旧道に入ったが、すぐに農村環境改善センタというところに出た。
そのすぐ先で元の道へ合流。旧道ウォークとしては物足りなかったな。

13:00 前、羽黒山ふもとの宿坊の町、手向に入ったあたりから雨がぱらぱら。
じきに本降りになったが、観光客相手の店があったのでそこに入った。
狩川駅からここまで、13.70km,17297歩。
10分ほど空席を待ち、蕎麦・うどんが半分づつ+とろろのセットを頼み、昼食とした。

ここで、ボールペンを失くしたのに気づいた。どこかで落としたらしい。
ポケットなどに挟むグリップの部分が折れたことに、狩川駅での雨宿り中に気づき、
落とさないよう気を付けていたつもりだったが、雨具着脱などで落としてしまったらしい。

昔の旅人は、矢立という筆記用具を持っていたそうだ。毛筆と小さな墨壺の組み合わせだが、
現在の筆記用具と比べると、かなりかさばる大きさで、墨の補充も頻繁にしなければならなかっただろう。
おくの細道の行程を知ることができるのは、
芭蕉に随行した曾良が矢立を使って、せっせと記録を残したおかげ。

ウォークの際は、持っていく地図(プリンタ出力)に、
通過時刻や予想と異なっていたルートなどを記入しているのだが、
ボールペンを失くしたことで記録できなくなった。
なので、ここから先の時刻・ルートは、記憶をもとに後でメモしたものです。あまり正確ではないでしょう。

昼食中に雨は小降りになり、勘定のあとウォーク再開。羽黒山五重塔へ。
明治維新以後初めての内部一般公開というのをやっていた。
せっかくなので入場料を払い、30分以上待って、羽黒山五重塔を見学。

塔外側の仮設階段を二階へ上り、五重塔の芯柱を見ることができた。
6年前にオランダで見た風車を思い出した。オランダの風車にも同じような木の柱があったが、
風車の羽根の軸(横軸)の回転力を下に伝える縦軸で、「シャフト」という表現がぴったりだった。

五重の塔の先には、2446段の石段が待ち構えている。
6日前、立石寺で1015段とかの石段を上ったが、その倍以上。

立石寺の石段は急だったが、ここ羽黒山の石段は比較的なだらかで、
所々下りもあり、思ったよりは楽だった。
時間も、立石寺と同じくらいの40分ほどで登れた。

イメージ 1
羽黒山 2446段

羽黒山頂で出羽三山歴史博物館などを見学したあと、月山方面へ行こうとしたが、
道路は自動車専用の有料道路で歩行者通行禁止。
下調べで、傍らの山道を通れるらしいと知っていたが、どこにその道があるかわからない。
駐車場の係に聞いて、教えたもらった。

歩行者通行禁止の手前、自動車専用道に向かって左に旧道がある。
その旧道は100mほどで自動車専用道と交差し、向かって右側へ進む。
交差箇所の路面には白黒模様の横断歩道表示があり、手前からも見えていた。
あの横断歩道表示を左から右へ行くのだという。

ただ、昨冬の豪雪で今年は雪が多く、山道はぬかるんでいるいるという。
私の靴を見て、その靴なら通れるだろう。とのこと。

16:05 山道へ。すぐに自動車専用道を交差。下り坂なので苦ではなかったが、
20分ほど歩いたら、雨の音と雷の音がしてきた。天気の急変・落雷に注意という予報は当たったな。
16:35 車道に出た。目の前に荒沢寺という山寺の山門があった。その時は既に土砂降り。
そこから車道を東へ走った。200mほど先の有料道路入口ゲートの前を過ぎ、月山ビジターセンターへ。

土砂降りの中を走って月山VCに駆け込み、雨宿り。係の人にバス停の位置を確認。
羽黒山頂から鶴岡行の最終バスは、山頂17:15発なので、17:20分頃に来るだろう。

タオルで顔や荷物を拭いた後、月山VCの展示を見学。
おくの細道の次の区間は、ここから月山への山道となる。
月山VCの展示では、月山の標高は1980mとのこと。
次回はウォーキングではなく、登山というほうが当たっている。

1時間ほどバスに乗って鶴岡駅前へ。駅前のビジホに到着。
荷物も服も靴もびしょ濡れなので、広げて乾かした。