「差別と日本人」
このタイトルの本を、APL白血病での入院中に読みました。
野中広務さんと辛淑玉さんの対談形式の内容ですが、その野中広務さんが亡くなったそうです。
この本によると、凶悪犯罪などが起きた時、犯人のXXは在日だ。とか、同和地区出身者だ。
という情報がネットにあふれるけど、ほとんどは事実でないそうです。
私もそういう情報をネットで見たことがありますが、やはりでたらめなんですね。
最初にデマを流すやつ、知らずにそれを流布するやつ。流布しないまでも、鵜呑みにするやつ。
ネットの情報を鵜呑みにするのは危険です。
野中さんは、自身の出身地区への差別に負けず、町議から始めて衆議院議員,自民党幹事長になりました。
悪い例だけを捉えて、「これだからあいつらは・・」という、ステロタイプな見方や、ネット等でのデマ・・
先入観や誤解は、偏見や差別を生み、挙句の果てには戦争の一因になったりします。
視野は常に広くしておかなければならないですね。