穏やかで過ごせますように… | mirokuのブログ

ネットで探して探して

やっと見つけてかけてると

ある朝、会社に電話がきた。

 

 

いっぱいいっぱいの声に

その日のうちに会いに行った

 

病院のロビーで窓越しに座ってる女性が

その人だとすぐにわかった

過去にこの人に会ったことがあるような

なぜかそんな気がした

 

ただ…それは言葉にすると

安っぽものになってしまいそうで飲み込んだ

 

 

私との会話で

気持ちが楽になったと泣いた

きっと心はいつもいつも

張り裂けそうにいっぱいだったのだろう

 

母の立場もある

もうそんなに長くは生きられぬ夫に

毎日付き添う妻の立場もある

気丈にいないと自分が保てない

知らず知らずのうちにそう振る舞う

 

切ないね……

愛する人の弱ってゆく姿を見てるのは

すっごく辛いよね…

痛がる姿を見てるしかできないのは…

 

こんな泣いた顔では病室には入れないから

少しおさまってから戻ります

そう言って彼女は私の車が

見えなくなるまで見送ってくれた

 

限られた時間しかないご主人の

今の…もしくはもう少し進行した時の

何がご主人の最良なのか……

 

貴女とご家族の心が穏やかであるよう

お写真のご主人を何度も見ながら

頭の中にイメージしています…

 

ご主人は私の精一杯で送らせていただきます。

その日は誰にもわからないから

それまでご家族が穏やかに穏やかに

どうか穏やかに

過ごせますようお祈りします。