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今日は夜勤明けでした。


家に帰ると調子のよさそうな父が☆



そして、行ってきました 『パチンコ』 に。


いや~悔しいくらいに元気になる父。


父いわく、スロットやってるときはすべてを忘れられる みたい。


朝一でいったんだけど私は途中で眠気に勝てず、夕方にはリタイヤ。



父のことは妹夫婦に頼んで先に帰りました。



しかし、いつもはほとんど水分も口に出来ない父が、


200ccくらい入ってるお茶を3本も飲みました。



私が帰るときにはみんな一箱くらいだしてたかな。


もちろん私も☆



私、目押しできないんだけど、はいると隣の人が必ずそろえてくれるの。


もちろん知らないおじさん。



今日はジャグラーってやつを打ったんだけど、ピカって光る度に隣のおじさんがびしっとそろえてくれる。


しかも私よりピカって光った時の反応が早い。



そんなこんなで、私は所持金2倍になって帰ってきました。



父は、どうやらぜ~んぶのまれちゃったみたいでした。


家に帰ると足がパンパンに浮腫んでて、今ひいひい言ってます。


そりゃぁ、いっぱいお茶飲んだから仕方ない。


あまりおしっこも出ないみたいだし。



やっぱり、体にはこたえてるんだろうな。



もう少し寝ないで様子見ようっと。



写真はね、父の寝てる部屋にある胡蝶蘭。


先日母が市場から買ってきたの。



お花があるだけで、お部屋の雰囲気ってすっごくかわる。


母の心遣いにちょっと感動しました。




実は、今日家に帰って素足で愛犬モモのう○こを踏んでしまいました。


・・・・・・・・・。


素足って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キツイ。




『うん(運)がついた~!!』 と、キャーキャー言ってごまかすしかなく、


言いながらお風呂場で狂ったように足を洗いました。 チャンチャン!






入浴



昨日、父がお風呂に入ってると、『姉ちゃん』って母に呼ばれた。


行くと、写真を撮ってくれーとのこと。



そんな感じでとった写真。


元気そうでしょ。



これも、モルヒネのお陰。


こうやって過ごせるのも、痛みをモルヒネでまだ抑えられてるからなんだって。




さて、今から私は夜勤です。


明日は帰ってからすぐに父が調子がよいようならパチンコへいく予定です。







今日は訪問看護婦さんが来る日です。

前回看護婦さんにこんなことを言われました。


『伊藤さんの家は幸せだね』 って。


というのも、看護婦さん達と話してる時、むかしの思い出話とかを笑いながらいろいろ話したりするの。


外からみたらどこに余命宣告を受けた人がいるの?って感じ。



そういえば初めて病院で癌告知を受けた時もそうだった。


あまりにも簡単に  『癌ですね。』  って言われるもんだから、



わたしは落ち込んでる父をよそに笑ってしまいました。


母さんも私につられて笑ってた。


正直、あの時は笑うしかなかった。


落ち込むのはわかってた。


だけど、必ず癌になったら死ぬって言うわけではないし。


笑うことで病気がどっかに逃げていってくれないかなぁと思った。


その時の事は父にいまだに言われる。


『こいつらのぉ、わしが癌じゃ言われた時、笑いやがるんで~。』 と。


(笑いながら。)






家で看取るというのも今の時代珍しい事なのかもしれない。


我が家はこれまでみんな家で亡くなっている。


ひいおばあちゃんも、おばあちゃんも、おじいちゃんも。

だから、わたしの中で家で亡くなるのは当然なこと。


だけど、今回母は自信がないといっていた。


母が一人で看病するのではない。


私たち娘も協力して、みんなで助け合っていく。じゃなきゃ無理。


そんなことをお母さんと妹と話して、家で看取ることを決めた。



みんなで協力して、お父さんを見送ろうって。



そして、父自身もいろんな制限が大嫌い。


だから、我が家にとって一番ベストな形だと思う。



人はみんないつかは亡くなる。


いろんな言い方があるけれど、私は魂ってものはあると思う。


肉体には死というのもがあるけれど、魂はみんなの心に生き続けるって。


だから、死はしかたのないものだって思う。


ただ、話せなくなること、触れられなくなること、もう普通に会うことが出来なくなることがさびしい。



だから、涙が出たり、悲しくなったりするんだろうな。




昔、友達に教えてもらった本がある。


『こころのチキンスープ』って言う本。



その中に、『究極の楽天家』 って言うお話がある。



ある夫婦のお話。


その夫婦には3人の息子がいて、真ん中の息子は『究極の楽天家』と呼ばれてたの。


何にしても楽天主義。


その子が7歳の時に、弟が病気で亡くなったの。


お葬式が終わった夜、その子がこういったの。


『僕たちはみんなかわいそうだ。 でも、ほかの人たちのほうがもっと可哀想だね。』 って。


どういう意味か分からなくて、ほかの人って誰の事かお母さんが聞くと、


『弟のことを知らない人たちのことだよ。 ぼくたち、一年半も弟と一緒にいられてラッキーだった。

 だって、弟のことをぜんぜん知らないままの人がたくさんいるんだよ。』


って。そして、


『ママ、ぼくたち本当にラッキーだったよね!』 って。




このお話を知った時、結構衝撃的だったなぁ。




さっき、父に 『姉ちゃん』って呼ばれたの。(私は長女だから姉ちゃんと呼ばれてる。)


『何??』 って行くと、  『呼んだだけ。』  だってさ。




まったく~。



だけど、こんなことが嬉しく思う今日この頃でした。





今日はとてつもなく機嫌が悪い父。

『わしゃ~もう何も食わん!』

『えーんじゃ!もうどうなろうがえーんじゃ!』

と怒鳴ったり、


声をかけても返事がなかったり。


精神的にも情緒不安定で波が激しい。


だけど、お母さんが言うの。

『病気が言わせてるんよ。』って。


もし、自分がお父さんの立場だったら…どうしようもなく辛い。

自分があとわずかしか生きられないとしたら、


怖くて怖くてたまらない。


変わってあげることもできないし、今の父の気持ちもわかりたいけど、わかってあげられていない。


病気が言わせてる。


そう言い聞かせて、嵐がすぎるのを待ちます。

友達の結婚式の2次会の打ち合わせの為に、久しぶりに市内にでた。


なんだかこれまで見て来た風景と違って見えた。



夜の市内はいつも前を向いて歩けなかったんだけど、


今日は歩けた。



通りすがる人の顔。


酔っ払って楽しそうにふらふらして歩く人。



いろんなものをゆっくりとみながら歩いていた。



どんなに気分が落ち込んでいても、どんなにワクワクしていても、


そこにはいつも変らない風景があり、いろんな人が行き交っている。



人それぞれいろんな人生があって、いろんな道を歩いているんだろうなぁ。



どんな人も、誰かのかけがえのない人で、どんな人にもかけがえのない人がいて・・・。



とりとめもなくこんなことばかり思った。



父も寝たことだし、私もそろそろ寝ようかなぁ。



今日、決めたことがある。


これまで数日間思ったままに父のことを書いてきたけれど、



これから、しっかり書いていこうと思う。


そして、しっかりと父との日々を残して行きたいと思う。



時間は過ぎていくばかりで、記憶だって何年もたつと薄れていってしまうもの。


だからこそ、父との最期の時までを綴って行きたいとおもいます。



今日は訪問看護婦さんが家に来る日でした。


我が家に来る訪問看護婦さんは、私が尊敬している看護婦さん。


以前おばあちゃんを在宅で介護している時に来てくれたのが始まり。



私自身、あの時いろんな勉強をさせてもらって今に至ってる。



今、看護婦さんが来ても、特に医療的なことはすることがない。


点滴も本人が打ちたくないって言うからうたないし。



だから、来てたわいもない話をする。


これまでの家族の話とか、病気のこととか。看護婦さんの家族の話とか。



普通に話しをしている風なんだけど、しっかりとその話の中から、今のお父さんの心境を聞き出したり、


死に対する認識を探ったり、やっぱりプロ!!



家族だけじゃ話せないような話。


家族には言わないこと。


そういったこともたまに話す。



看護婦さんが言ってた。


『本人に自覚させないと。』って。




つまり自分の命があとわずかだってことを自覚させるってこと。




だから、時々私たちからはいえないようなことも看護婦さんは言う。



『やり残したことはないの??』



とか、




『残されるものの事も考えてあげんにゃ~』


とか。




私たち家族には、そんなこと言えない。


覚悟はしているつもりだけど、やっぱり言えない。



だからこそ、こうやって看護婦さんが来てくれることは私たち家族にとっていい。


今日から週に1回だった訪問看護が週2回になった。



あまりにも変化しやすい父の体。


私たちも看護婦さんが来てくれて、状態を見てくれるだけで安心できる。



モルヒネもよく体に効くようになって、最近状態がいい。



10日の結婚式まであと10日。


今のまま、何とか出席できますように・・・。








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今日は夜勤あけでした。



お昼に、何を食べようかなぁと考えていたら、


父がお昼ご飯を作ってくれました。


モルヒネを飲むと、数時間くらいは痛みがなくなるみたい。



さぬきうどんに鶏肉と野菜をトッピングして、 これまた父特製のドレッシングをかけて食べるの。


これがかなりおいしいのだけど、


父はやっぱり食事がのどを通らないらしく、


フルーツの缶詰の冷やしたのを少し食べました。




午後からは、妹の病院へ付いていかないといけなくなり、


結局家に帰ったのは17時過ぎくらい。



ケーキが食べたいと父が言っていたので買って帰って、父と食べました。



豆ご飯をしようと思って用意してたら、またまた父が作ってくれました、


裏庭の木をはさみで切ったり、今日はすっごく活動的な父。



明日も今日のように過ごせたらいいな。

5月10日、父の余命が3ヶ月といわれた。


これまで何度か余命宣告を受けてきたけれど、どれも漠然としていた。


これまで、余命宣告を受けても、目の前にいる父がそんなわけがないってどこかで思ってた。



けれど、今回は違う。


目に見えて父がもうそれほど長くないのが分かる。


3年前に祖母を自宅で看取った。


祖母も末期癌だった。


くしくも、今、祖母と同じ状況である父。


黄疸って言う症状が出て、皮膚が黄色い。


そして、目が黄色い。


おしっこは茶色い。


便が白い。



体重も50㌔を割り、尾てい骨がつかめる程やせこけている。


食欲もほとんどなく、固形物を入れると戻してしまう。


オキシコンチンというアヘンアルカロイド系麻薬の痛み止めの服用も1日2回に増えた。


これは、一般的に言うモルヒネ。



余命宣告を受けてこれまでの3週間、毎週日曜日になると我が家には人が集まった。


これが最後になるかもしれないと、毎年暖かくなると我が家でするバーベキューもした。



お墓参りにも家族で行った。


パチンコにも行った。


パチンコに行くと、いろんなことが忘れられると言うから、ついつい時間があると連れて行ってしまう。

私は、末期がんビンボー。

だけど、もう今後父がパチンコに行くことはないだろう。

きっと、もういけないだろう。

長く座ってることすら出来なくなってきた。



先日は親戚が集まって、巻き寿司パーティーなるものもした。



6月10日に、小学校時代からの友達の結婚式がある。


それには両親も呼ばれていて、何とか結婚式には出たい。


それが、父の今の目標。



訪問看護も来てもらっている。



いろんなことがこの1ヶ月で起こった。



現実を受け止めるとかどうとか言っている余裕はなく、ただ過ぎていく毎日の時間の流れがあまりにも速く感じている。





昨日の夜、私は眠れなかった。


これまでそんなことはなかったんだけれど、急に怖くなった。



私が産まれてから当たり前に存在していた父が、いなくなる。


父がいなくなることが急に怖くなった。



今日、仕事をしながらもそのことが頭を離れなかった。


そんなことじゃいけない。ちゃんと切り替えなきゃって思うのに、難しかった。



家に帰ると、今日はいつになく調子が悪い。


昼に冷麺を食べてから具合が悪いらしい。



夕食も食べなかった。


少しして、アイスクリームを半分くらい食べた。



父の皮膚には水分がなくって、きっと脱水症状も起こし始めているんだろう。



もう、父が病院に行くことはない。


父は、最期まで家で過ごすのだから。





さっき、父の体のマッサージをした。


骨と皮だから、これまでのようにツボを押したり、揉んだりは出来ないけれど、血の巡りがよくなるように、マッサージをした。



手のマッサージをしていると、父が言った。


『わしが死んだらこの指輪姉ちゃんにやる』って。



父がずっとしていた18金の指輪。



父は、自分がもう長くないことが分かっている。



だけど、そんな言葉が出るのは初めてだったから、涙が出そうになった。


必死で涙をこらえた。



あとどれくらい父と話が出来るんだろう。


父と過ごせる時間はどれくらいあるんだろう。



そんなことを考えつつ、重たいかもしれないけれど父との日々をつづって行こうと思います。



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今日は巻き寿司パーティーをしました。

親戚も来て、そしていつものトモダチ連中もきました。


私、3年くらいおすし屋さんでバイトしてたの。

そして、女なのに、お寿司握ったり巻き寿司巻かせてもらったりしてたの。



5年以上も前のことだけど、しっかりと体は覚えてた☆

写真は、私が巻いた巻き寿司☆


みんな、驚いてました☆

けっこう、私は料理やら家事やら出来ないように見られてるらしく、みんな目を丸くしてた☆


一応グループホームっていう所で働いてますから・・・。

家事+介護がお仕事ですから・・・。


しかし、みんなで食べるのは楽しい☆

今度職場でも巻き寿司パーティーしてみよっと!!!!!
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先日、仕事帰りに友達が花を買いにきました。


奥さんの誕生日だそうで、


26本のバラを☆


奥さんうれしいだろな♪


喜んだだろうな♪