今日は訪問看護婦さんが家に来る日でした。
我が家に来る訪問看護婦さんは、私が尊敬している看護婦さん。
以前おばあちゃんを在宅で介護している時に来てくれたのが始まり。
私自身、あの時いろんな勉強をさせてもらって今に至ってる。
今、看護婦さんが来ても、特に医療的なことはすることがない。
点滴も本人が打ちたくないって言うからうたないし。
だから、来てたわいもない話をする。
これまでの家族の話とか、病気のこととか。看護婦さんの家族の話とか。
普通に話しをしている風なんだけど、しっかりとその話の中から、今のお父さんの心境を聞き出したり、
死に対する認識を探ったり、やっぱりプロ!!
家族だけじゃ話せないような話。
家族には言わないこと。
そういったこともたまに話す。
看護婦さんが言ってた。
『本人に自覚させないと。』って。
つまり自分の命があとわずかだってことを自覚させるってこと。
だから、時々私たちからはいえないようなことも看護婦さんは言う。
『やり残したことはないの??』
とか、
『残されるものの事も考えてあげんにゃ~』
とか。
私たち家族には、そんなこと言えない。
覚悟はしているつもりだけど、やっぱり言えない。
だからこそ、こうやって看護婦さんが来てくれることは私たち家族にとっていい。
今日から週に1回だった訪問看護が週2回になった。
あまりにも変化しやすい父の体。
私たちも看護婦さんが来てくれて、状態を見てくれるだけで安心できる。
モルヒネもよく体に効くようになって、最近状態がいい。
10日の結婚式まであと10日。
今のまま、何とか出席できますように・・・。