久し振りに首都高速を走行した。
※居並ぶ高級スポーツカー、手前が私の高級スポーツカー
中央環状線の地下区間走行中、前方に改造車と思しき車を発見。
一瞬、ババロアに見えてしまった。
遠くから見た形状、微妙な揺れ方から、お皿の上でプルプルしているババロアが頭に思い浮かんだのだろうと思う。
(自分でも、どういう頭の構造になっているのか疑問です)
近づいてみると、車高を極端に下げ、極太タイヤに鬼キャンといわれるくらいに極限までネガティブキャンバーを施している、S14型シルビア前期型であることが判明。
同じ改造を施しても、S13型やS15型のシルビアだったとしたら、私にはババロアに見えなかったと思う。
S13型とS15型は5ナンバーサイズで形状もよく似ているが、S14型とは明らかに形状が異なる。
S14型は3ナンバーで、前期型は丸みがあり、後期型は角ばった形状になっている。
S14シルビア前期型の丸みを帯びた柔らかな形状がババロア本体を連想させ、
ローダウンで幅広タイヤの鬼キャンによって直進安定性が落ちて、絶えず微修正しながらの走行がプルプルと揺れる姿を連想させ、
私の目には、ババロアに見えたという結論に達した。
(アホや)
※中央環状線地下区間の照度が私にババロアという幻覚を見せたのかもしれない
いくら何でも白昼の明るさの中でババロアに見えたのなら、私は医療機関を探すと思う。
間近で見るS14シルビア前期型は潔い姿に映った。
ここまでの姿にするための改造に、かなりの金額を費やしているだろう。
幅広タイヤは摩耗の激しい鬼キャンなので、維持するだけでも費用が嵩むだろう。
車検が通るのかどうか疑わしいくらいの車高なので、駐車時には車止めにボディをヒットさせないように、走行時には底を擦らないようにと、絶えず神経を使わないといけないだろう。
経済力と情熱と車への強い愛がなければ乗れない代物である。
ツーシーターのオープンカーに乗るくらいでは、到底到達できない境地である。
いいものを見せてもらった。
首都高速は楽しい場所だ。