やり残したこと 房総ツーリング | パイェーハリ!

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バイクと旅と釣りと独り言のブログ。Поехали!(パイェーハリ!)とは人類初の宇宙飛行を成し遂げたソビエトの英雄、ユーリガガーリンが地球を旅立つときに発した言葉で、さぁ行こう!という意味です。

今年の夏も色んな所へ出掛けた。東北~青森、三県境、奥多摩湖、伊豆・・・・etc

 

 

 

 

しかし、唯一行けなかった場所がある。海だ。

 

 

 

 

 

実際には、海が見えるところには何度か行ったのが、海水浴はしていないと言ったほうが正しい。あぁ泳ぎたい。海に入って夏を感じたい。僕は定期的に海に帰って塩分チャージをしないと生きていけないのだ(埼玉県民のクセに笑)

 

 

 

 

 

 

そんな訳で8月最後の31日、房総半島へツーリングに出掛けることにした。房総へツーリングに行くのはこれで2回目。ほかの候補として伊豆、三浦、湘南が浮かんだけど、伊豆=遠い、三浦=行ったことある、湘南=人多そうということでの判断。それともう一つ、「岡本桟橋」なる名所に行ってみたい。ここ数年話題になっている夜景スポットらしいのだけど、房総へ行くときはだいたい夜のシーバス釣りをするためなのでいままで行く機会がなかった。

 

 

 

 

 

 

暑さと渋滞を避けるべく今回も早朝の出発。

 

 

木更津手前のローソンで一発目の休憩(*´Д`) 6:42、すでに暑さが牙を剝きだしてきている。

 

 

 

 

 

今回の荷物。ホント、マジェスティって荷物たくさん積めるから便利なのよこれが。海パン&サンダルの他には、テレスコロッドと釣り具が少々。

 

 

 

 

 

1時間後、お気に入りの公園で休憩。

 

 

 

ファミマの肉まんの包み紙が可愛かった(≧▽≦)

 

 

 

 

そう、もうすでに海はすぐそこにある。この公園はさっきも書いた通り僕のお気に入りで、海をボーと眺めるには最高の場所。だが泳ぐにはちと水質が悪いのよね。

 

 

 

さらに進んで、道の駅きょなんで休憩。

 

 

 

海を覗くと、大分澄んできている。この先適当な停められる場所があったら、そこで泳ごう。

 

 

 

 

と思っていたものの、イマイチ良い場所に巡り合わずに館山市まで南下してきてしまった。う~ん、結構家から遠くなってしまったな。

 

 

 

とりあえず前から気になっていた釣具店へ足を運んでみる。

 

 

 

 

中古が安いと聞いていたが、普通くらいかな。

 

 

 

少しでも冷房を求めてイオンへ('ω')ノ

 

 

 

 

う~ん、ここも海水浴が出来そうだけど、僕の求めている海ではないみたい。

 

 

 

 

さらに南下。この辺りは走りには最高だな。

 

 

 

おっ!見つけた!(≧▽≦)

 

 

 

さすがに8月も31日となると、海水浴客も地元民くらいしかいない。

 

 

 

 

 

海パンに履き替えて、いざっ!!

 

 

 

 

 

 

 

この後、無心で泳いだ。海水は以外にも結構冷たかったけど、そんなことお構いなしに泳いだ。息を吸うたびに、青い海を目に焼き付ける。海水のミネラルが体に染み込んでいって、僕は今年も地球と一体になれた気がした。最高だ・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

体が少し冷えてきたので上陸し、水道の水を浴びて砂を落とす。海パンは乾くまで着たままにすることに。今回のツーリングの目的は達成したのだけれど、ここまで来たらなんだかどうでもよくなって、さらに先へ進むことにした。帰りのことなんてどうでもいい。悩み事なんて海に捨ててきたんだから。

 

 

 

 

 

あの灯台に行ってみよう。

 

 

 

 

 

 

汗を流しつつ、石の階段を登る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マニアというほどでもにないけど、どうやら僕は海を見守る灯台も好きみたいだ。船乗りでない僕でも陸から灯台の光を見て安心したり、力強さを感じたりすることがある。それはきっと、人生という漆黒の大海原を渡っている最中だからだろう。

 

 

 

 

 

 

 

日陰で少しばかり仮眠をとる。この炎天下では、さすがに疲れが出てきた。

 

 

 

 

その後南房総の先まで行き、頃合いを見て引き返す。第二目標である岡本桟橋はどうやら日没前後がベストな時間帯のようなので。

 

 

 

 

日没の直後、その桟橋に辿り着く。駐車場までの道がすごく細くて大変。

 

 

 

 

 

 

 

 

はっきり言ってなめていた。想像以上の美しさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どの角度から、どう撮っても画になる。SNSで話題になるのも納得の景色だ。陽の落ちる海に伸びる一本の桟橋。まるでこの世界と異界とを繋ぐかのように幻想的で、どこか儚くもある。久々に心を奪われた。

 

 

 

 

 

桟橋上には常に人がいるほど人気スポットでなかなかうまい具合に写真が撮れない。その分、慣れないスマホのエフェクトをいろいろ試してみることに。とりあえず何枚か収め、歩いて桟橋の先端まで行ってみた。あ、渡ろうとすると足は少し波で濡れるかも(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

カップルを横目に、独りで海と点々と灯るランプを見ながら物思いにふけった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これからどう生きていくのか、何を得て、何を失い、何を守ればいいのか?何を信じ、何と戦っていくのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その答えが、この桟橋の導く向こうの世界にあると確信し、僕は帰路についた。