アフターマンに会いたい!青森ツーリング Ⅲ | パイェーハリ!

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バイクと旅と釣りと独り言のブログ。Поехали!(パイェーハリ!)とは人類初の宇宙飛行を成し遂げたソビエトの英雄、ユーリガガーリンが地球を旅立つときに発した言葉で、さぁ行こう!という意味です。

昨夜のねぶた祭りの興奮冷めやらぬまま、サマーキャンプ場で起床。

 

 

 

皆、撤収作業に取り掛かっている。本格的なテントの人はもう汗だくになっているけど、僕は一人用テントのみなので大したではない。思ったより車で来ている人が多かった。

 

 

 

 

 

 

 

バイク勢も皆、各々の住む街へと帰っていく。春日部ナンバーも1台いた。ほか遠いところだと岡山とか、福岡なんてのも。互いに別れを惜しみ、集合写真を撮っている。昨日の昼に来た僕はその輪にこそ入っていないけど、もう一日くらいここに居たかったなと。

 

 

 

 

 

すべての荷物を片付け、11時頃出発!!わずか一日のみの滞在であったが、楽しい思い出になった。青森市内のネカフェでシャワーを浴び、あらかじめ目星を付けていた釣り場へと向かう。

 

 

 

 

幸い、今日も快晴。だがもちろん焼けるように熱い。バイクで走るには最高だが、信号待ちが地獄(笑)

 

 

 

 

とりあえず、山間の野池に。アベレージサイズが分からないので、スピニングタックルで小型ルアー中心にセレクト。

 

 

 

 

いきなり大爆釣の池だった。

 

 

 

イェーイ!青森初バス!ダイソースピンテール改にて。

 

 

 

 

こちらはブルーフォックスというエストニア共和国製スピナーにて。ラパラの取り扱いなのかな?山形の田舎の釣具店で購入したもの。ブレットンとかより回転は悪いから、逆に超早巻きで使うといい。

 

 

 

ミドルアッパー2・5のミドストでも。シーバス用だが、バスにも非常に効く。

 

 

 

 

 

この池で釣れた最大はこれ。30cmくらいだろうか。流血ごめん。スライダーワームのジグヘッドにて。

 

 

 

 

 

 

餌が少ないのか、子バスは入れ食いで釣れる。こういう池の特徴として、ブルーギルが入っていない。

 

 

 

 

 

しばらくやって大型が釣れなかったので、移動。しかし戻りの道で思わぬアクシデントに見舞われる。

 

 

 

 

 

僕の前方に、なにやら黒い虫が飛んでいた。そいつは僕に狙いを定め、スツーカ爆撃機のように急降下してきた。反射的に躱そうと身をひるがえすもむなしく、払らいのけようとした右手を搔い潜り奴は僕の左腕に咬みついた!

 

 

 

 

 

イッタァ!!!!

 

 

それはまさに刹那の出来事。アームカバーをしていたにもかかわらずその上からガブリとやられた。奴の正体はアブである。何百回と山に出かけているが初めて噛まれた。後で調べたら黒いものに強く反応するようだ。この時は噛まれた瞬間の痛みだけであったが、次の日には地獄が待ち受けているということを僕はまだ知らなかった。

 

 

 

 

その後、なんとなく走りやすそうな道を選んで走ってみる。

 

 

 

 

これが大正解だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雲がたなびく夏空と、どこまでも続く農地。立ち並ぶ風車は微風を捉えて回り続け、たまに農耕車とライダーが通る以外はほとんど人通りもない。牧歌的とはこういうことを言うのか。こんな景色は北海道にしかないものと勝手に思っていた。おそらく穴場なのだろう、北海道よりもライダーが少ないのもいい。

 

 

 

 

 

 

この日は心行くまで走りを楽しみ、公園でテントを張って眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日。

 

 

 

 

 

 

 

「腕がぁぁぁあぁ!俺の腕がぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

朝から焼けるような腕の痒みと痛みに襲われる。昨日噛まれたアブによるものだ。とにかく、死にたいくらいに痒くて痛い。もういっそのこと腕を切り落としてくれと思うほど、その苦しみは筆舌に尽くしがたい。僕は元々虫全般アレルギー体質で、毒のない虫でも触ると手がかゆくなったりするのだが、噛まれた箇所をキチンと吸い出していればこんなことにはならなかったかもしれない。

 

 

 

 

 

 

青森のあまりの素晴らしさにもう2日ほどここに滞在して釣りと走りを楽しもうと思っていたけど、この状況では到底無理。とりあえず昼だけ釣りをして、暗くなったら一目散に埼玉まで帰ろう。そう決めた。

 

 

 

 

 

 

 

薬局で強めの軟膏(リンデロン)を購入し、行ってみたかった十三湖まで走ることに。痛痒い腕でバイクのハンドルを握り出発してすぐ、埋没林というのを見つけたので行ってみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか地層的なものは見られたが、よくわからない・・・・・というか腕が痛痒い。

 

 

 

 

 

 

この海岸でサイレントアサシンを痛痒い腕で拾った。

 

 

 

 

 

 

再びバイクに跨り、一路北上。マップを検索する腕が痛痒い。

 

 

 

 

 

 

十三湖に到着。喉が渇いてドリンクに伸ばす腕が痛痒い。

 

 

 

 

 

 

午後、腕がパンパンに腫れてきた。おまけにかなり熱を持っている。ものすごく痛痒い。ふと空を見上げると、まるでラピュタのような雲が。

 

 

 

 

 

本当にここはいいところだ。腕が痛痒くなければ、の話だが。

 

 

 

 

 

 

もう一週間でも一か月でも居たいくらいだけど、腕が限界のため、この写真を撮って帰路についた。また、来ればいいさ。

 

 

 

 

 

帰り、シャワーを浴びようとネカフェに寄る。改めて見ると、腕がすごいことになっていた。

 

 

 

 

 

尋常じゃないほど腫れているのがお分かりいただけるだろうか。

 

 

 

 

腕が焼けるような痛みに耐えつつ、深夜12:00、青森を出発。

 

 

 

 

 

2:06 秋田県境へ

 

 

 

 

山奥の怪しい自販機・・・・・ヌメヌメさせて使う穴が売られている。僕の地元ではすっかりなくなってしまったな。

 

 

 

 

4:39 安比高原へ。やはりここの空気は澄んでいて、眠たくなる。謎にトリケラトプスの全身骨格があった。

 

 

 

その後、国道4号に入り一路南下。スーパーを発見する度によって氷をもらい、腕を冷やした。当然のごとくペースは落ちるが、そうでもしないと気が狂いそうなので仕方がない。

 

 

 

 

そうやって正気を保ちつつ、17:32 ようやく福島県へ。

 

 

 

 

 

 

眠ることもままならないので走り続ける。

 

 

 

 

翌3:07 矢板市

 

 

 

 

 

 

深夜の公園で一人食うカップ麺は最高だ!!腕が痛痒くなければね。

 

 

食後、さすがに疲れてウトウトしてしまう。4:00ごろになってようやく出発。

 

 

 

 

 

 

 

AM8:00、無事自宅へと帰還。丸々一日と8時間かけて、青森~埼玉を走り切った。

 

 

 

 

そして帰宅後、すぐに皮膚科へ(笑)

 

 

 

 

 

 

しっかり薬貰ってきました。保冷材もあるし、助かった・・・・・

 

 

 

 

 

2023年 8月11日 青森ツーリング 完

 

 

 

後日ポイズンリムーバーも買いましたよ。みなさんもアブにはお気を付けを。イヤ、ホントマジで。死ぬかと思った・・・・・・