本州最南端に行きたい! そのⅦ | パイェーハリ!

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バイクと旅と釣りと独り言のブログ。Поехали!(パイェーハリ!)とは人類初の宇宙飛行を成し遂げたソビエトの英雄、ユーリガガーリンが地球を旅立つときに発した言葉で、さぁ行こう!という意味です。

旅に出て7日目の朝。

 

 

 

 

 

 

当初予定していたのは10日間。5日で折り返して埼玉に帰る計画だったが、気が付けばもう1週間が過ぎて依然和歌山県内にいる。旅の目的は達成されたことだし、今日からペースアップと行こうか。

 

 

 

 

 

 

 

と言いつつ毎朝恒例のカフェオレタイムでしっかり1時間使った。この駐車場はトイレ&水道こそないが東屋があってなおかつ昨晩から一台の車も止まっていない。その水道さえ近くの道の駅に行けば利用することが出来る。今回の旅は海岸線のみのルートだったからか宿泊地探しがいつになく順調だ。もはや当たり前のようになった目覚めと同時に海が見渡せるという贅沢。家に帰ったらこんな清々しい朝はそう来ないだろうから、たっぷりと英気を養っておこう。

 

 

 

 

 

 

 

9時ごろ、出発。しかし、来た道を戻るのではない。紀伊半島をぐるっと回って奈良を経由し、琵琶湖へ少し立ち寄ってから東海道に戻る。かなり大雑把かつ遠回りなルートだが、奥吉野を50㏄で超えるよりはいいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

この日は本当に移動ばかりで、特に旅らしいこともせず。15時を過ぎても写真1つ撮っていないことに気付き、ブログのネタのためにもせめて釣りはしておこうとマップで川の河口を適当に調べてエントリー。橋の上からはたくさんのチヌが見えたが岸に降り立つとすぐに逃げてしまった。

 

 

 

 

 

 

それでもブレイク沿いにこちらの気配を悟っていない魚が着いていないかとポッパーで誘いをかけてみるとバイト。

 

 

 

 

チビメッキでした。その後も飽きない程度に反応がとれる。トップで一通り探ったあと、サスケ95Fにチェンジ。一枚下のレンジかつより遠くの橋脚を攻めてみることに。

 

 

 

 

 

 

立ち位置から一番遠い橋脚の裏、それでも距離にして40mほど。自分が思う理想的な着水点にサスケ95Fを打ち込む。サミングも完璧で置くようなキャストが決まった。間髪入れずに軽いジャークを入れて重心位置を戻し、橋脚に流れが当たって出来たヨレに流す・・・・

 

 

 

 

 

 

ドスッ!!!!

 

 

 

すかさずのけ反るような大アワセを決めるっ!!!

 

 

 

 

 

 

ズルッルルルル・・・・・ドラグの滑る音)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オイこの馬鹿リール!!!」(# ゚Д゚)

 

 

 

 

 

 

 

無情にも、激安中古リールのドラグが滑ってフックアウト。魚が躍り出た波動が波となり水面を伝って僕の足元まで打ち寄せる。なんというデカさとパワー。これは久しぶりにやらかしてしまったかも。

 

 

 

 

 

 

 

おそらく魚種はアカメでした(笑)

 

 

 

 

 

世間ではドラグの滑りがどうのこうのと言われるが、僕の中ではドラグは出ないことが何よりも大事。壊れてもいいようにと今回使っていないリールを選んだのは致命的なミスだった。しかし、今のラインシステムでかかった場合、獲れていたかというと正直怪しい。ラインブレイクされるくらいならバラしたほうがマシだろう。しかし、久々に足の震えが止まらないサイズ感であった。

 

 

 

 

その後はリール不備が判明したため常にスプールに指を当ててやっていたが、さっきのでベイトもチヌも完全に散ってしまったため納竿。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またやろうぜアカメ。次は浦戸湾(ヴァルハラ)で会おう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悔し涙をぬぐいながら、和歌山市内を目指して真っ暗な道を走った。   (つづく)