本州最南端に行きたい! そのⅤ | パイェーハリ!

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バイクと旅と釣りと独り言のブログ。Поехали!(パイェーハリ!)とは人類初の宇宙飛行を成し遂げたソビエトの英雄、ユーリガガーリンが地球を旅立つときに発した言葉で、さぁ行こう!という意味です。

朝目覚めると、そこは見事なオーシャンビューだった。

 

 

 

 

 

 

 

昨夜は暗くて何も見えず怖かっただけに驚いた。繰り返し打ち寄せる波、海面を優しくなでる風、三重らしい入り組んだリアス式海岸。目に映るものすべてが感動的で、世界はこんなにも美しいのだと僕に教えてくれる。三日連続で朝から海を見ているが、まったく飽きない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この展望台には貝殻(一枚100円)が並べてあって、裏側に願い事を書いて柵に結べる粋なはからいがしてある。何百枚もの貝殻が、何百人もの願いが風に揺られてカタカタと音を立てていた。僕はおもむろに100円を箱に入れて貝殻を手に取り、願いを込めてこう書いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「愛する人が幸せになれますように。」

 

 

 

 

 

 

これに決めた。よし。こんな時は、あとで自分で見て恥ずかしいくらいの願い事を書こう(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は国道42号を南下して串本町へ向かう。交通量、信号ともにすくなく、またほどよいアップダウンで原付で走って楽しい道だった。順調に走れるとおのずと写真も少なくなる。

 

 

 

 

 

そんななか撮った数少ない写真の1つがこれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

すごくデカイローソン。小さな漁村が続くこの地域ではありがたい補給ポイント。品ぞろえはスーパーとコンビニの中間ぐらいで、地元の方もたくさん来ていた。

 

 

 

 

 

 

適当な堤防を見つけて、竿を出してみたりも。

 

 

 

 

 

まるで何も釣れなかった。あきらめて堤防から国道に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

もう二度とこの村には訪れないかもしれないと思うと、少しだけ寂しい。

 

 

 

 

 

その後は前述の通りほとんど写真を撮らず、夜まで走って串本町に到達(^^)/ 直線距離ではそうでもないが、リアス式海岸だけあって道も蛇行しており、結局一日がかりの移動に。

 

 

 

 

 

 

 

 

串本に入ってからしばらく行くと大岩が連なっている場所を見つけた。そこで何気なく撮った写真が、自分でも驚くほどの奇跡の一枚になった。

 

 

 

 

 

まぶしいほどの月光が、幻想的に立ち並ぶ岩を照らす。あとで調べたのだが、橋杭岩という名所らしい。

 

 

 

 

 

 

とりあえず、本州最南端の街に辿り着いたということで、温泉で疲れを癒すことに。

 

 

 

 

 

 

サンゴの湯というスーパー銭湯的な場所へ。値段は500円とリーズナブルで、湯質うんぬんは覚えていないが3日ぶりの風呂は最高に気持ちよかった。今までは風呂に金を使うとは何事か!川で水浴びでもしてろ!と思っていたけど、たった500円で熱いシャワーを思いっきり浴びて、生きてるー!!という実感を得られるなら安いものだ。ちなみに、体は三回洗ってから湯船に入りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さっぱりした後、潮岬に向かう。目的地は目前ということで、今日の夜は豪遊することに。

 

 

 

 

 

 

 

完全自己流、旅の豪華ディナー。レトルトハンバーグにお湯で戻したじゃがりこを添える。

 

 

コイツをコーラで胃に流し込めば、最高な気分になれるのさ。

 

 

 

 

                                 (つづく)