10月31日
「道の駅あどがわ」で起床。寝坊してしまい職員の方に一声かけられてしまった。旅も終盤にして少し気が抜けていた。あくまでお借りする、誰にも迷惑が掛からないうちに出発するのがせめてものマナーである(それでも不法占拠に近いが・・・・・)
今日は奥琵琶湖をぐるっと回り、関ヶ原を通って岐阜県に出る予定。我が愛しの琵琶湖とはしばしのお別れ。
桜の名所でもある海津大崎にてロッドを振ってみる。超子バスを釣ってしまった。
また来るぜ琵琶湖!!釣られんなよ世界記録!!
その後長浜、彦根と経由し、かの有名な古戦場、天下分け目の関ヶ原へ。
決戦の地だそうで。正直戦国~江戸くらいの歴史の知識は浅いが、やはり関ヶ原は見ておかねばなるまい。
小高い丘のようになっており、そこにかつての本陣があったようだ。
なるほどたしかに、360度遠くまで一望できるこの地は、守りやすく攻めにくい場所だったに違いない。
今は全体が公園になっており、天気がいい事も手伝って休憩するには最適な場所だった。
その後、池田町というところで今夜の(僕の)陣を張る。残りの県を通るには、岐阜→福井への高山地帯を強行突破しなくてはならない。明日にそなえて食料を買い、ガソリンを満タン(3L)にして、某公園で眠りについた。
11月1日
今日から11月。8月に出発した装備ではさすがに走行及び就寝が厳しくなってきた。活動できるのは午後5時くらいまで。それまでに寝床を探し、夜はペラペラの寝袋にくるまって耐えるしかないだろう。今日の目的地である福井市へはほぼ山登りに近い道程であるため、なんとしてでも陽の高いうちに下山しなくては。
303→417号線へ入ったところまでは覚えているのだが、その先がどういったルートで山を越えたのか調べても分からなかった。かなり細い旧道のような道で行ったのだろう。携帯も当然のように圏外でこの写真の位置情報も分からない。
めちゃくちゃ絶景。ここでコーヒーを沸かして飲んだ。何物にも耐えがたいほどうまかった。
見渡す限りの山々と、うっすら紅葉しかけている木々が僕を癒してくれた。1組だけバイクが追い抜いていったが、そのあとは昼間とは思えないほどの静寂に包まれる。
もう二度と行かない、行けないかもしれない秘密の峠を越え、福井県に入った。下山はガソリン節約のため、エンジンオフのニュートラル自転車状態で下った。ずいぶん下った先にようやく一軒の民家が現れた、それがやがて連なって村となり、街になっていく間を時速30kmのマシンは走り抜けていく。
福井市街に辿り着き、九頭竜川へ足を運んだ。狙うはシーバスである。関東出身の僕でも、九頭竜のシーバスやサクラマスは憧れであった。
直感で選んだポイント、流心まではなんとか僕のバスタックルでも飛ばせた。少しやっていると早速チェイス。いるじゃんいるじゃん、水がクリアだから見切られたかな?ポジション的にアップクロスで投げて自然に流すアプローチは難しかった。それでも流心で大きくU字を描かせ、ルアーがターンするときにリーリングを止めて上流方向に泳ぎだしたベイトを演出すると
ドンッ!!
60後半のナイスサイズをキャッチ!!コスケ110Fにて。流れの中から強引に引きずり出し、足元のテトラをロッドを限界まで前に出して躱した。バスタックルだってラインさえ強靭なら負けはしない。自分の力で捕った九頭竜シーバス。その魚体は宝石のような美しさであった。毎日初場所、2、3時間でエリアを絞り込みヒットに持ち込む、そんな武者修行のようなこの旅で一番の大物だった。ランカーには届かなかったけれど、この魚は一生忘れられないだろう。
その後、河川敷近くにあったよくわからない施設にテントを張る。夜、ポケモンGOをしに来たおばちゃんが来たが、理解ある人でよかった。夕方釣ったスズキの匂いが残った手を嗅ぎつつ、僕は眠りについた。
43/47都道府県到達







