クハ165急行電車 TOMIX VS マイクロエース | みぃちゃんず(鉄道部)

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ちょっと昔~現代の鉄道事情を実車や模型などを交えて。

ひさしぶりのVSシリーズ。

今回は165系の先頭車、クハ165をTOMIXとマイクロエースで比較してみます。

急行電車の主力として直流区間をくまなく走っていた165系だけに各社から製品化されています。

 

こちらはマイクロエースの製品です。

クハ167が手に入らなかったところで、ちょうど見つけたので中古品を購入。TOMIX車と混ぜても使えるかなと思ったのですが。

我が家鉄道ではクハのみ在籍しています。

A0904 国鉄165系 新製冷房車 急行「内房」7両セット のうちの1両です。

 

こちらはTOMIXの製品ですが発売当初の製品です。(品番2970)

当時はどうしても欲しくて発売と同時に購入しました。今となっては古い製品ですが改良されつつ基本部分は変わらずに現在も発売されています。

最初に3両×2の6両を買ったのですが気が付いたら増殖していました。

 

マイクロエースのモデルは新製時から冷房が付いている後期のタイプを模型化しています。

湘南色のオレンジも鮮やかな発色で好感が持てます。

 

TOMIXのモデルは多数派の標準的なモデルで、デッキ上にベンチレータが付いています。

初期製品はオレンジ色の発色が悪くマイナスポイントになっています。(後の製品では改良されて発色が良くなっています)

 

光沢があっていいんですが、ちょっと塗装がぼてっとしてる感じがします。

マイクロエースの車両に総じて言えるのが、Hゴム窓隅のRが小さすぎるんじゃないかなと思います。ほぼ角のない四角形に見えます。

所属標記やATS標記その他レタリングは綺麗に印刷されています。

 

オレンジの発色がイマイチ。でも造形はしっかりしていてこっちのほうが実物に近いのかな。

Hゴム窓隅のRも程よい感じで再現されています。

但し所属標記を始めレタリング類が一切入っていません。

(社外品のインレタを使用しています)

 

後部デッキとトイレ窓の比較。

手前がマイクロエースです。幕張電車区の車両です。

 

実車のドア近辺はこんな感じで。

 

手前がTOMIXです。

クーラーベンチレーターの位置はどちらもほぼ同じです。

 

なんとなく側面からの印象が違うなーと思ったら、前面の方向幕の大きさが小さいのがマイクロエース。

それと、先頭部の屋根のオデコの部分が、うーん・・・・

 

両社ともヘッドライトは大目玉です。前から見ても方向幕のサイズがやや小さい気がします。

バランス的にはTOMIXのほうが正解かなー。

 

マイクロエース車の拡大。

タイフォンはシャッター付きタイプです。

ヘッドライトレンズとケースの間に隙間があるのが残念ポイント。

よく見るとガラスの嵌め合いも隙間があったり。

 

TOMIX車の拡大。タイフォンはスリットタイプ。

ヘッドライトレンズはライトケースにピッタリ収まっていますし、レンズに縦スジの表現もされています。

 

台車はTR69です。マイクロエース。

 

こちらはTOMIXのTR69台車。

ほぼ同じには見えるのですが微妙な差かな・・・

 

床下の機器配置。手前がマイクロエースです。

中央のタンクの位置とか全然違いますけど、どちらが正解??

(マイクロ車もカプラーはTNカプラーに交換しています)

 

クーラーの造形なんかはどちらも悪くはないですね。

 

そして連結面は左側がTOMIXです。

両車で屋根のRが微妙に違いますが、TOMIXが正解かなー?

マイクロエースは何となく屋根が平らです。

 

ということで、クハ165を比較してみました。

TOMIXの現行品は更に改良が加えられているようで、次に発売される予定の急行「東海」も楽しみです。(買うかどうかわからんけど)

 

最後に165系の実車を貼っておきます。

羽越本線の坂町駅にて、村上行きの普通列車でした。