その昔、工場から車両基地に部品を輸送するのに配給車が存在しました。
現在ではトラック輸送に切り替えられ配給車を線路上で見かけることはなくなりました。
配給車は、配給代用車として貨車が使われることもありました。
「ワム60155 松任工場」はポポンデッタの製品です。
箱の裏にはワム60155の説明があります。
黒貨車に白帯は配給車の目印です。
配給車と言えば、電車版のクモル144+クル145が最近まで活躍していました。
その前は旧型国電を改造したクモル23などや、客車ならオル60なども。
面白いところでは電車版配給車でサル9400もありました。
ワム60000の他にはワム80000や無蓋車トラ45000などの配給代用車もありました。
「金」は金沢鉄道管理局。字体が独特でした。
貨物列車に混じって1両単位で連結されていました。
荷重は15tなので、そんなに多くは積めなかったのかな。
今は亡き松任工場は金沢総合車両所の前身でした。
その金沢総合車両所も北陸新幹線の敦賀延伸とともに閉鎖となりました。
常備駅は松任工場ではなく、松任駅となっています。
検査標記も「松任工」が読み取れます。
カプラーはKATOカプラーに交換されていました。
ご丁寧に元のアーノルドカプラーも付属していましたが。
国鉄時代の貨物列車に1両混ぜると変化が付いて面白いかもですね。
そうなると機関車はEF70とかEF81あたりがいいかも知れません。
最後にワム60000ではありませんが、ワム80000の配給代用車を。
2008年にはまだワム80000の配給車が広島車両所に残っていました。