大和路線(関西本線)河内堅上駅にて。
駅は2面2線で普通電車のみが停車する駅です。
201系も最後の活躍を見せています。
桜の季節がいいんですけどねー。
改札は一か所の無人駅です。
普通電車は15分毎にやってきます。
もう、すべらせない!!の幟があります。
駅前広場はありません。
駅前の道路は龍田古道です。
ひとまず亀の瀬あたりで写真を撮ろうと来たわけですが。
(写真は前々回のブログで紹介済みですので省きます)
折角なので地すべりについて資料室で勉強しておこうと思いまして。
と思ったら「移転しました」とのことでした。
もうちょっと先まで坂道を歩かねばなりません。
奈良県と大阪府の県境のこのあたりは地すべりの危険地帯でした。
2024年3月29日に資料館はリニューアルオープンしたとのこと。
ってまだ一か月ほどではないですか!
斜面には地すべり対策で放水トンネルが掘られていたりします。
今でも地すべり対策は継続実施中らしいです。
で、やってきました亀の瀬地すべり歴史資料室です。
以前の公民館を改築したみたいなのよりは全然いいです。
国土交通省近畿地方整備局の大和川河川事務所がやっています。
資料室のパンフレットと川の安全のパンフレットが置かれています。
うんこドリルと河川事務所のコラボのやつね。
施設の外から亀の瀬一帯が見渡せます。
遠くに大和路線の第四大和川橋梁が見えます。
大和路線と大和川を再現したNゲージのジオラマがありました。
グレーの新しい線路が現大和路線と思われます。
内側の線路は当時の線路を再現しているようです。
地すべりで圧壊したトンネルが再現されています。
トンネルは使えなくなり、奈良への鉄路は閉ざされてしまいます。
トンネルが通れなくなり、トンネルの東西に臨時乗降場を仮設して、トンネルの区間を徒歩で結んでいたそうです。
反対側に回るとトンネルのところに緑の103系が停まっていました。
よーく見ると山手線の103系ATC車でしたけど見なかったことにしておきます。
パネル展示も充実しています。
亀の瀬の地すべりの歴史・・・
1892年に亀の瀬トンネルが開通し、そして1931年に地滑りが発生。
地すべりと大和川の隆起もあったそうですね。
そして大和川の水が流れなくなったとのこと。
ここから僅か半年で、現行ルートに線路を敷き直したということで、これは凄いことですね。
多分今でもこれだけ大きなルート変更は半年では難しいのではないかと思います。
しかしその後の工事の最中に亀の瀬トンネルの一部が崩落せずに残っていたのが発見されています。
こちらが旧大阪鉄道の亀の瀬トンネルの一部です。
崩れずに残っていた内部をツアーにて見学できるようです(事前申し込みが必要)
地すべり対策工事は現在も続いているようですが、近年は地すべりは起きていないようです。
亀の瀬地域だけの問題だと思っていたのですが、ここでの地すべりは奈良県内や大阪府内にも大きな影響があるということは初めて知りました。
大和川が影響するんですね。
歴史館は河内堅上駅から徒歩で20分ぐらいです。
大和路線の撮影がてら立ち寄ってみるのもいいかもです。