南海電鉄多奈川線のその2です。
多奈川駅から線路沿いの道路を歩いて500mで深日港駅に着きます。
木造のホーム屋根は相当年期が入っています。
道路からホームを見てみます。いい枯れ具合というか・・・
小さな駅ですがホームの幅は広いです。かつては急行停車駅でそれなりの乗客があったということでしょう。
屋根も木造ですが頑丈そうな立派なものです。
駅前の踏切から深日港駅を見ます。敷地は複線の幅があります。
架線も複線の幅のものがありますが現在は棒線です。
右手の小さな建物が深日港の駅舎です。
奥に多奈川駅が見えます。
みさき公園方面を踏切から。ずっと複線幅が続いています。
駅前の線路を渡った向こうには岬町役場があります。
駅前広場を入れて駅舎を撮ってみます。
模型で作るにはちょうどいい大きさかもしれませんね。
券売機は一台だけで窓口はシャッターが閉まっています。
おなじみの乗車駅証明書発行機があります。
改札越しにホームを覗きます。かつての急行停車駅、ここからなんば方面に向かう人、ここで降りる人もたくさんいたようで。
全くの無人駅ですが清掃会社の方が駅の掃除に来られていました。
ちゃんと手入れはされているようですね。
駅前大通りです。歩道に屋根が付いていますがかつては商店が並んでいて商店街のようになっていたのかも。
2車線の道路ですが今は通る車も疎らです。
1~2分ほど歩けば深日港に着きます。
かつてはフェリーの乗降客で賑わっていたと思いますが今は寂しげです。
2022年は定期航路復活に向けて期間限定で試験的に運航していたようです。
それより今は漁港に釣り客がたくさんいます。
駅前にはバスもタクシーも自転車もありません・・・
そんな深日港駅のかつての役割は淡路島行きフェリーへの連絡駅でした。
右側に見えるのがフェリー客のための改札口です。今は使われることはありませんが。
臨時改札口的な存在で、フェリー客が多い時だけ開けていたのかもしれません。
当然自動改札機のない時代のもので、改札も屋根も柱も全て木造です。
使われなくなって荒れるに任せている感じがします。
ホームから緩やかなスロープで臨時改札口に至ります。
壊れた改札柵はトラロープで固定してあります。
何か字を書いている看板?文字が消えて読めません。
真横から。丁番で開閉するんですね。
横に渡しているながい棒(角材?)は改札の飛び越え防止のために閉鎖時に柱に嵌め込んて柱の間を渡しているようです。
こちらの改札には切符売り場はありませんので、駅舎のほうでお求めください、てな感じです。
臨時改札から見える位置に貼られていますが、もう役目を果たしていないですね。
多奈川線はやっぱり複線だったのでしょうか・・・
複線だった時代を見たことがないので、本当のところどうだった?
自分がものごこころ付いた頃には単線だった気がします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は一度も電車が登場しませんでした( ´∀` )
南海の駅(7)