Nゲージでキハ40系を最初に発売したのがエーダイという新興メーカーで
2番目に発売したのがKATOさんでしたが、後発の強み・優れたディティールで市場を賑わしました。
ご多聞に漏れず我が家にもキハ40系はラインナップしております。
しかしながら、その謎過ぎる製品ラインナップは今でもほぼそのままで。
近年(といっても2011年ですが)になって漸くキハ47の0番台が発売されたので少しはサマになったのですが、そこまでです。
現在は再生産もしていないらしく市場では見かけないKATOのキハ40系です。
果たして次の再生産はあるのか?或いはリニューアルの伏線か?

当時としては優れた製品だったキハ40系も今やすっかりTOMIXさんに水をあけられてしまったKATOさん。
そろそろリニューアルしてもいいんじゃない?
という願いを込めて振り返ります。
当初のラインナップが上の写真の銀/青のインサートの6018~6022です。
・6018 キハ40 2000(M)
・6019 キハ40 2000(Mなし)
・6020 キハ47 1000(M)
・6021 キハ47 1000(Mなし)
・6022 キハ48 0
の5種類です。
#6018 キハ40 2000(M)です。
基本的な構造は現在の製品群と変わりないですが、前面の方向幕がモールドで抜けていないことや、スカートが大きな口を開けているあたり、現在の製品クオリティとしては厳しいかな?と思ったりもしますが、全体的なプロポーションの良さは現在製品に通じるものがあります。
見た目の印象は〇〇〇〇エースよりは全然いいと思っています。

#6019 キハ40 2000(Mなし)
モーターが入っているかいないかだけでボティー外観はMと同じです。
上の写真と反対側から撮っています。
ガラスの嵌め合いもいいし、ベンチレータが別パーツだったらな・・・
無線アンテナは付属パーツを後付けです。

キハ40だけで見れば、2000番台のMあり、Mなしを揃えたところに異議はありませんね。
キハ40系の基本中の基本形式ですからね。
ここまではまあ普通です。
#6020 キハ47 1000(M)
1000番台はトイレなし車です。
まあ、これをM車に設定しておかないと、よく見かけるキハ47+キハ47の2両編成が組めないですからね。
キハ40+キハ47で運転するなら問題なしですが。
実在した両数でも0番台の方が多かったわけですし、0番台+0番台の2両編成は見たことがあります。

#6021 キハ47 1000(Mなし)
※写真はM付きで代用(外観同じなんで)
キハ47のラインナップはこの2種類で、トイレ付のキハ47 0番台の発売はありません。
ってことはキハ47+キハ47の2両編成を組むとトイレ無し編成になってしまいます。
トイレが無くても運行は可能ですが、トイレ無しのキハ47+キハ47の編成は実物で見たことがありません。(もしかしたらあるかも知れませんが)
普通に考えたら、M付きかMなしのどっちかを0番台にするんではないかと。
先行で発売していたエーダイがキハ47 0番台を発売していたので、車種が被らないように1000番台にしたのか、あるいはエーダイに忖度してエーダイとKATOで2両編成組んでね。というつもりだったのか、そんな噂も当時はありました。

#6022 キハ48 0(Mなし)若干加工しています(汚しが下手で(__))
そしてどういう訳かキハ48(しかも0番台)がラインナップされています。
キハ48では絶対多数の500番台ではなく・・・
実物はたった6両しか登場しなかった0番台はトイレ付です。キハ47ではトイレなしだけを製品化しておいて、キハ48はトイレ付だけを製品化するあたり、
キハ47+キハ48で編成を組むことを想定していたのかも?
いやいやキハ48の0番台+キハ47の1000番台の混じった編成って東海エリアでしか見れんかったはずですが。
(西日本でも一部あったようですが、JR化後の話なんで朱色ではなかったし)
キハ40+キハ48なら無くはないけど・・・
いや、キハ48 0+キハ48 1000というのが一般的なはずですが、相方の1000番台の製品はありません。
500番台にしなかったのは台車を新たに作るのを躊躇ったから?

後で発売されたキロ40系「漫遊」は台車がDT44Aに見た目が近いDT46を付けています。
だったらキハ48もDT46履かせてくらたらキハ48 500っぽく見えたのにね。
しかもキハ48についてはM車の設定はなく、最初からキハ40かキハ47のM車を連結する前提だったのかもね。
やっぱり0番台を選択したのはキハ40やキハ47の地域性を考慮しての選択だったのかな・・・
500番台にすると相方も1500番台が必要になりますし。
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それから数十年、この中途半端なラインナップのまま月日が流れます。
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そしてついに!2011年になって、キハ47の0番台(トイレ付)が発売されます。
ついにキハ47だけの2両編成で運転できることになります。
製品のほうは、これを機にプチアップデートされます。

当然ですが、屋根、車体とも1000番台とは別物です。
KATOがベンチレータを別付けにし始めたのはまだ最近なので、この当時はまだ屋根上の機器は一体成型です。
品番6090でキハ47 0(M)も発売されていますが、こちらは購入していません。
車体外見は床下以外は同じです。

ドア窓のHゴムがグレーになり、列車無線アンテナ用の穴は各自で開けるようになりました。
最初はガラスに複数色の印刷ができなかったようで。
国鉄時代を再現したい人には列車無線アンテナいらないですからね。
その前の生産時は丁寧に穴あけ済みでしたが。
必要な人は屋根を外して自分で穴を開けて付ければいいわけです、裏側に袋穴が開いています。
所属標記は「関スイ」から「福フチ」に変わりました。
まだKATO製品では一部「関スイ」が残っていますね客車とか。

ちなみにこちらは旧製品のキハ47 1000
Hゴムはサッシと同じ銀色で、所属標記は「関スイ」となっています。
無線アンテナはセルフ取り付けです。

そして待望のトイレ部分です。
これで青春18きっぷの旅も安心ですね。
屋根には水タンクが載りました。
これは一般的な肩が丸いタイプですが、エーダイ製品は肩が角ばってる六角形のタイプ(初期型)でした。
そういう意味ではエーダイ製品は今でも貴重だったりします。
キハ40系は水タンクは屋根上なので床下機器に変化はありません。
ついでに車輪も黒染めのものになっています。

初期型にしたい人は削ってサードパーティの角形に取り換えるとかですね。
(トレジャータウンから発売されていました)
この水タンクもディティール的にあっさり目だなーと感じます。
この屋根はちゃんとキハ47用のものを起こしていてキハ48の使い回しではありません。

ということで、めでたしめでたし。
おっと、キハ48の1000番台は?とキハ48の500/1500番台は?
まあキハ48でいうと500/1500番台はJR東海かJR東日本ということになりますし。
(0番台はJR東海とJR西日本だけ)
そう言えば、キハ47 500/1500番台だったら、JR九州・JR四国・JR西日本・JR東日本の各社に分散されたので、模型でもあったらなーと思います。
(台車は用意しないといけないですが)
まあ、KATOさんとしてはこれ以上キハ40系の製品を展開することなく(する気が無かったのか?)現在に至ります。
そう言えば、カラバリでJR九州のアクアライナーが製品化されていましたが、こちらはちゃんとベンチレータ無しの屋根が起こされていました。
(これは屋根パーツだけ欲しかった)
他にKATOさんのカラバリでは、東北地域本社色(キハ40)、JR東海色(キハ40+キハ48)がありました。
作ろうと思えばキハ40系のカラバリは結構できるんですけどねー。
全部TOMIXさんに持ってかれちゃいました。
さて、KATOキハ47の謎をもうひとつ。
6018 キハ40のケース内のインサート裏側に説明書が記載されています。
それによると、キハ40系の番台区分別に説明が書かれていますが、当初は全部製品化する予定だったのか?それとも単にキハ40系の実車を説明したかっただけなのか??
しかも今気づいたんだけど、酷寒地用がキハ40 1000になっています(本当はキハ40 100)
烏山線に叱られますよ!今だったら返品ものですね(笑)

インサートの裏面には車両のイラストが描かれているのがKATOのキハ40系ですが。
こちらにも謎が・・・
6018、6019のキハ40 2000のイラスト。
こちらは製品のとおりで問題ないんですが・・・

6020 キハ47 1000のイラスト。
これは製品と違ってキハ47 500になっています。
しかも500番台ってトイレ付でしょ・・・
エラーなのか茶目っ気でやったのか謎。となると、

6021 キハ47 1000のイラスト。
変な期待させておきながら、ちゃんと製品どおりのキハ47 1000になっています。

6022 キハ48 0のイラスト。
こちらも至って普通に製品どおりにキハ48 0になっています。
何故6020のキハ47 1000だけが製品と違うイラストなのか?

んじゃ、ぷちリニューアルされた6021 キハ47 1000はというと。
正しいいラストですね、これは6020のリニューアル品を見ないと分からんけど我が家にはありません。

そして、6091 キハ47 0のイラスト。
6090のほうは手元にありませんが、たぶん大丈夫でしょう。
ちゃんとキハ47 0のイラストになっております。

ということで、今となってはツッコミどころ満載のKATOさんのキハ40系でした。
北海道型をはじめJR各社のラインナップが揃っているTOMIXさんに今では追いつけていませんが、リニューアルからのバリ展を希望しています。
逆にKATOの20系客車みたいにTOMIXが太刀打ちできないような製品もありますんで頑張ってほしいなーと。
当時のKATOの製品(銀色のインサート)って、製品のイラストが実物と違う例が幾つかありますのでケースを裏返して探してみたら新たな発見があるかもですね。
我が家で探してみたら貨車ではトキ25000が製品とイラストが違いました。
他にもあると思うのでまた見ておきます。
長くなりましたがこの辺で・・・