ブルートレインの豪華車両 オロネ25を模型で振り返る | みぃちゃんず(鉄道部)

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ちょっと昔~現代の鉄道事情を実車や模型などを交えて。

ブルートレインの華と言えばA寝台車ですね。

ブルトレ車両としては最後に登場した24系25型ですが、A寝台車の新製は僅か1タイプ(0番台)だったのが改造車を含めると多数のタイプが登場しています。

という訳で、A寝台のオロネ25を模型で振り返ってみたいと思います。

実車は乗ったことがないもので( ´∀` )

 

オロネ25 0番台。

オロネ25として最初に登場した12両です。

東京発の「富士」「はやぶさ」など九州方面のブルートレインを中心に活躍。

 

シングルDXでA個室が14室設置されています。

開放B寝台よりも個室であることから人気があったようですが、B個室が登場してからはコスパの面ではB個室を利用するよなーと個人的には思いました。今思えば狭いので快適かどうかちょっと疑問・・・

 

こちらが廊下側。寝室側と廊下側で窓割りが随分違います。寝室側と違って7つの大きな窓がゆったりと配置されています。

東京~九州間ブルトレ当時の姿のモデルです。

JR東日本車は最後は「出雲」で活躍、JR九州に渡った車両はオロネ15に改造されて「富士」「はやぶさ」などが最後まで活躍。

 

オロネ25 700番台。

オロネ25 0番台のアップグレード改造車として3両が登場。

銀帯2本から金帯3両になりました。

他のグレードアップ車と共に東京~博多の「あさかぜ」で活躍し、

東京~博多「あさかぜ」の廃止後は、上野~青森のはくつるで活躍。

 

外観的に帯が変わったぐらいでほぼ変化はなく、内装がリニューアルされているぐらいです。

全車がJR東日本の所属していました。

「あさかぜ」廃止後に「はくつる」に転用されたのは何故?

金帯編成の出雲のオロネは銀帯のままだったのに・・・

 

廊下側には内装ステッカーを貼ってみました。

窓越しに見えるのは実感的ですね。

車番はオロネ25 701としています。

 

0/700番台の寝室の様子。

やっぱり狭い気がしますね、乗ったことはないですが。

 

オロネ25 300番台。

オハネ25の100番台を改造して5両が登場。

JR西日本の「あさかぜ」「瀬戸」で活躍。「あさかぜ」「瀬戸」の運転終了後は一部は廃車、残りは「日本海」に転用されました。

 

廊下側です。一部埋められていますが、オハネ時代の窓割がそのまま残っています。

モデルは「あさかぜ」末期のもので、床下がグレーです。

 

寝室側です。

こちらの窓はオロネ改造時に開け直されて窓配置も変わっています。

 

ちなみに床下が黒だとこんな感じです。

模型ではノーマルの「あさかぜ」セットに入っています。

 

寝室は0番台よりやや広めで1人個室が10室です。

ベッドと反対側の壁を動かして2人部屋にできるそうです。

車端部にはシャワー室があったのですが、模型では再現されていません。

再現しても窓がないので見えませんけど・・・

 

オロネ25 500番台。

オハネ25 100番台からの改造車で6両が登場。

ツインDXで2人用個室となっています。

6両のうち4両が100番台の改造車でした。

JR東日本、JR北海道に在籍し「北斗星」で活躍。

「北斗星」登場前は暫定的に「ゆうづる」で使われていたらしいです。

 

廊下側は元のオハネ25の窓割そのままです。

こちら側から見れば北海道乗り入れ用に扉が引き戸に改造されたぐらいです。

 

こちら側もオハネ25時代の横長な窓割もそのままです。

寝台上段の小窓が追加されています。

 

こちらはオハネ25 0番台改造のオロネ25 500です。

2両が登場し、JR北海道のみに在籍していました。

模型では「北斗星3・4号」セットに含まれています。

 

廊下側の窓配置は100番台改造車と同じです。

 

寝台側は0番台由来の大きい窓で、上段用の小窓が追加されています。

JR北海道の502,503がこのタイプでした。

 

寝台は全部で8室で各室2段寝台なので定員は16名です。

0番台よりは広くて快適そうですね。

 

オロネ25 550番台は1両ぽっきりの登場。

JR北海道の所属でオハネ14 500番台の改造車です。

勿論、「北斗星」専用のA寝台車のツインDXです。

 

オロネ25では唯一オハネ14の改造車です。

廊下側の窓配置にオハネ14の面影を残しています。

クーラーもAU76ですし、ドア窓もHゴムです。(24系はHゴムではない)

車端の手すりの位置も妻板角にあります。

 

こちらの側面はオハネ14の面影はまったくと言っていいほどありません。

上段は小窓が並び、下段は横長の大窓が並んでいるのが外観上の特徴です。

「北斗星1・2号」セットに含まれていますがよくまあこんな車両まで製品化したなと思います。

 

上段4室、下段4室で、各部屋はベッドが枕木方向に並行に2つ並んでいます。

こういう2階建て構造は珍しいですが、どこからでも梯子を使わずにベッドに入れるのはいいですね。

定員は2人×8室で16名なので、その他のオロネ25と同じ定員です。

室内加工してないので分かりにくいですが・・・

 

そして最後はオロネ25 900番台です。

ご存じ夢空間のうちの1両です。

「夢空間北斗星」などの臨時列車で活躍。

ツインルーム×3室の定員6名のデラックススリーパーです。

 

従来のブルートレインとは一線を画す外観となっています。

一度は乗ってみたかった車両ではありますが・・・

 

試作的な車両で1両のみの登場です。

屋根中央部の白い物体は衛星アンテナですかね。

 

ツインルームが3部屋のみです。

各室バス(浴槽付き)・トイレが付いています。

写真右端の部屋は特別室のスーペリアツインです。

スーペリアツインは居室と寝室が分れていてめちゃ広いです。

この車両の内装は高島屋が担当したそうです。

 

 

ということで、オロネ25各種を模型でまとめてみました。

こうやって見るとオロネ25に関して言えば細かい仕様は別にして全種模型化されているということですね。

 

※製品は全てTOMIXのものです。