パリ・オリンピックの開会式をNHKの中継で見た。全部で4時間たっぷり。200ヶ国も参加していると入場行進(?)だけで 2時間以上もかかる。セーヌ川を船に乗ってパレードするが、最初それを聞いた時、いったい何艘の船を用意しなければならないのかと余計な心配をしたが、実際は複数国の混載で 1艘に4-5カ国の選手団が載せられている (これを呉越同舟というのか)。
船も小さいのはプレジャーボートで、アメリカやフランスが単独で使った大型船には何百人も乗っていて、まざまざと格差を見せつけていた。
これまでの入場行進だと 団長とか旗手が先頭に立ってその役割を果たしていたが、船上だと皆が並列に並ぶので リーダーとして選ばれた意味は薄れている。船上から各国の選手が必死に手を振るが 6㌔40分の行程中をずっとああしているのか? (←多分していない、テレビの前だけ)
船のパレード自体は単調だから 中継の合間にいろんなショーが織り込まれている。ライブもあれば録画もあり、また場所もまちまちで 全体的にテレビ観戦用に構成されている。テレビだとストーリーが途切れないが、現地で見ている人は 今どうなっているのかは備え付けの大型スクリーンでしか知り得ない。ショーではパリの観光地や文化 (ファッション、シャンソン、ダンス、同性愛、ブランド品‥)がふんだんに折り込まれていた。
全体に気合いの入った演出だったが、長過ぎたのが減点要素である。しつこいと思ったのはダンス、主催者挨拶、エッフェル塔のレーザーショーと雨 ・・
日本選手団が登場