先を見る目がなかった | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

特に支障を来たしていたわけではないが、眼科医に勧められるままに白内障手術をしたのが3年前。手術では眼に固定焦点の人工レンズを入れることになるが、どれくらいの距離に合わせたいかを訊かれた。手元に合わせるか、それとも遠い距離にするか。私は本や書類を読む機会が多いが、たまに車も運転する。それまでどちらに合わせるかを考えたこともなく 迷ったが、真ん中をとって 少し先1-2メートルを見る位にしてくれたら.. と返事した。

 

これが失敗で、手術した後 視界こそクリアになったが、手元が見えなくなった。本や新聞はとても読みづらく、商品の袋裏に書かれている説明は読めない。針に糸を通すなど全く無理。手術によって近くの視野を奪われた気がした。

 

これの対処として、①再度手術をしてレンズを入れ替える ②メガネで遠近視力を補正する、があるが、

①メスで眼球を触るなど あんな怖い手術は二度とゴメンだ ②手元を見る用と遠くを見る用の2つの眼鏡を作ったが、実際問題として2つを持ち歩いたり 掛け替えたりするのは煩わしく、日常的にずっと遠距離用だけを使用している。

 

それで文字を見るときは 眼鏡を外して裸眼で見ることが多く、あとでメガネをどこに置いた? と波平みたいに探し回ることがしょっちゅうになった。

後悔先に立たずであるが、先を見る目がなかったと言える。

 

よく見えない