海に行かない時代 | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

.
  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

レジャー白書によると, 海水浴へ行く人が ’82に3540万人だったのが、 ’22には 360万人にまで減っているという。それだけ“海離れ”が進んでいる。実際 この時期に須磨の海岸を通りがかっても 浜に客は少ない。

 

こんがりと焼いた肌が魅力的だとされた時代もあったが、今は徹底的に白肌主義で、女性は海なんかへ行かない。すると男性も必然的に海から遠去かることになるが、その流れは寂しい。

海だけでなく、冬のスキーでも女性は日焼けを防御する。何年か前にスキースクールを受講した際,インストラクターの女性が全身を覆い、顔面を含め寸分の肌も見せていなかったのは 不審者みたいで笑えた。

 

私が子どもの頃はプールなどなかったから川や海で泳いだ。そのため溺れかけたり、岩場で足を切るなどしょっちゅうだった。大人になってからもよく海へ行った。淡路島の海岸や舞子海岸など… 外国に旅行した際もよく海で泳いだ。グアムやホイアン、パタヤやエジプトなどで。。。ニースでも泳いだ。海はどこも同じだから ブイなどで整備されていなくても 怖いとは思わない。海底の藻や魚を眺めたり 大きなウミガメに遭遇(ハワイ)したりするのが 海で泳ぐ醍醐味である。

 

海は自然そのものであるのに対し、プールは養殖場みたいなものだ。そんな魅力ある海だが 私も年齢的、体力的にもう行けなくなった。

 

昔の須磨海水浴場はこんな賑わいだった