今 兵庫県庁が醜聞で揺れている。コトは現知事のパワハラ、おねだり体質に堪りかねた幹部職員がそれを告発する文書を作成し、3月中旬に関係機関に送付したことから始まった。
① この行為に対し 知事は嘘八百と断じ、目前に迫ったその職員の定年退職を保留し、 3ヶ月の停職処分を下した。
② その後 告発内容の一部が本当であったことが判明し、見かねた議会は真実を見極めようと100条委員会(調査機関)を設置した。
③ 当局は該当職員のパソコンを押収し、過去10数年に遡って中身をチェックしたが、知事の支持母体である維新の会の議員は、その中身を全部公開するよう迫った。
④ それを苦にした告発職員は プライバシーだけは守ってくれるよう要請し 自殺してしまった。
⑤ 一連の騒動に対し、(県庁の所在市である)神戸市長は苦言を呈し、労働組合も知事に責任を取るよう(辞めたらどう? )求めている。副知事は責任を取って辞表を提出したが、知事は地位に汲々としている。
--- というのが これ迄の大まかな流れである。
私の職場は県庁の横にあるから、早い段階からこの話を耳にしていたが、NHKの全国ニュースで取り上げられるまでの騒動になるとは思っていなかった。言えるのは この間, 知事を擁護する声が全く聞こえてこないということ。3月末に退職者を労う会が開かれたが、その席で知事が「今日は何の話をする会だったっけ?」と取り巻きに聞いているのが側聞され、職員を大事にしないことから 全退職者をも敵に回しているという(また聞き)。
知事は「県民の負託に応えて‥」と言うが、今や県民の信頼は限りなくゼロに近い。