市街に隣接する郊外地を吸収して市域を拡大してきたので、神戸市も広い農村地帯を抱えている。それは今の西区や北区で、そこでは果樹や野菜のほか 花きも生産されている。
その展示,即売会が近所のホールで開催されていたので見物に行った。
会場はチューリップの植込みで仕切られ、カーネーションやストックで飾られている。花も温室で人工的に育てられると、野生味が削がれ 造花と見紛うほどにのっぺりとしている。
たった2日間だけの展示会なのに手間暇をかけた装飾が施されており、そのアレンジメントは芸術の域に達するほど華麗である。
小さい頃に割りと花の多い環境で育ったせいか、いまも花を見るのは好きである。植物園や公園だけでなく野中の樹に咲く花なども 機会があれば見物に出かけるが、残念ながら自分で育てようという気はない。