幼き日がよみがえる『ひな人形展』 | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

.
  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

自宅で飾られなくなったひな人形を各家庭から譲り受け、それを一堂に集めて展示する催しは各地で行われているが、嫁さんの住む田舎でも開かれている。このイベントを最初に始めた勝浦町(徳島県)を見学した有志が 地元でもやろうと声掛けし、7年前から始まったものという。

 

過疎の地ながら何百体もの寄贈を受け会場は前からあった地場産業品()の展示場を転用したあまり広くないホールなので、人形の全部は展示しきれず、会館の玄関先や庭にも並べているが、その出し入れはたいへんである。

 

地域の人が協力して運営しているようだが、私らが訪ねた際は3人の係員が坐っていて 見学者は一人いただけだった。ガイドをしてくれる人がいて、専属で説明してくれる。チラシのモデルになったのがこの人形で、今年新たに入ったのがこちらで・・ という具合に。

 

100年も前の人形は 一部が虫に食われたりしているが、上等な生地で丁寧に作られており、当時はさぞかし高価なものだったろうに、というのが伺える。それを愛でたかわいいお嬢ちゃんは その後どう育ったのか知りたいものだ。

 

各時代の人形が一堂に会すると 流行りの顔も変遷するのが分かる。昔の引き締まった顔は、今は羽生結弦みたいな甘い顔になっている。

また ひな人形だけを並べるのもいいが、桃の花を飾り、地産品を販売するなどしたら もっと集客できるのでは・・ と思う。