’23/12/16
昨日訪ねたのは てっきりマニラ博物館だと思っていたのが、ガイド本を見るとそれは自然史博物館だった。地学や生物の展示ばかりで 何か違うなと思っていたが、自然史博物館と言われりゃ納得がいく。それで今日は改めてマニラ博物館へ行くことにした。ここも比較的近く、徒歩15分位で着く。博物館の隣に美術館もあったので 先にそちらへ入場した。
収蔵作品は大体がフィリピン画家の絵で、西洋絵画も少しあるが知らない画家ばかり。日本では地方の美術館でも印象派絵画などを所有しているのに、フィリピンではそんなのは何もない。これも国力の差なんだろう。
向かいのマニラ博物館も美術品を中心とした展示で、両者の違いはあまり分からなかった。展示作品中に第二次大戦中の日本軍の蛮行を描いたのがいくつも出てくる。日本は朝鮮と同じように行動したのだろうが、フィリピンは韓国と違い 戦争保証について何も言ってこないのは 国民性の違いなんだろう。
結局 3つもの国立博物館に入ったことになるが、どこも建物は立派だった。そして入場料はタダ。資金が乏しいなか 一生懸命にやっているのが伝わってきて それなりに楽しめる。入館者は学生や若い人が中心である。彼らは洗練されていて、街でうろついている同世代とは明らかに人種が違う。入館チェックが厳しいのでストリートチルドレンなど入りようがない。
中世は近隣貿易で栄えていた㊧ 日本軍の進出でワヤになった㊨ (いずれも国立博物館)