遅ればせながら京都初詣② ~振袖だらけ | 100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
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  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

コロナの観光への影響も薄れたようで、京都の神社に参拝者は多い。八坂神社から知恩院の境内を通り抜け、次の目的地 平安神宮に向かう。知恩院では境内の隅っこで いつものようにヒカン桜が小さな花を咲かせていた。

 

町なかに進むと和服姿が目立ってくる。最初は観光客がレンタル衣装を楽しんでいるのかと思っていたが、平安神宮まで来るとその人数が尋常でなくなった、何百人もいる。 これはいったいナニ !? と戸惑っていたが、ハタと気づいたのが 今日は成人の日だということ。この近隣で式典があるのだとやっと理解できた。

その目で見ると女性は振袖、男性が黒スーツというのが今の定番みたいだ。そんな集団に揉まれながら平安神宮の参拝を終えた。

 

平安神宮でも八坂神社でも厄年を迎える善男善女にお祓いを受けるよう促しているが、示された厄年は最終が62歳で それ以降は対象外である。私ら70歳組は疫病神からも相手にされなくなるのか ・・・

帰途に国立近代美術館に立ち寄り 日本画を鑑賞する。毎年 山種美術館の日本画カレンダーを部屋に飾ってるが、日本画は心が安らぐ。近代美で選んだ本日の一枚は下掲の作品である。

 

 

振袖だらけに目じりも下がる         厄除けももはや私らは相手にされない

 土田麦僊・作『大原女』