我がマンションは築50年 | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

いま住んでいる住宅は 3階までが店舗のいわゆる下駄履き住宅である。4-50もの店舗中には大型スーパーなんかも含まれているから人の流れは多い。

1階のピロティで時どき催事があるが、今月はパネル展が行われていた。内容はビル完成50年を祝う回顧展である。それを見て この住宅は50年も経つのか、それだけも古いのかと感慨を抱く(私自身は入居して17年)。

 

竣工が73年で まだ高層が珍しい時代だったから大勢が見物に来たという。今となってはチンケにみえる間取りでも、当時としてはハイカラだったのだろう。それで私は ”神戸の同潤会アパート”と勝手に呼んでいる。

 

パネルは近隣の出来事を交えて50年を振り返っているが、一大事件は やはり阪神大震災だっただろう。パネルには店舗部分が半壊したと記されていたが、当時の被災状況を知るだけに さもありなんと理解できる。しかしビル自体はなんとか持った(耐えた)ようだ。古い硬構造の造りの住宅は柱だらけでどれも太い。柔構造の揺れるビルなんかより見た目は強そうだ。

 

エレベーターや水回り、電気配線‥とどれも現代仕様ではないが、駅前という絶対的立地の良さが100難をカバーしている。