ボロっちいビルが わが身を亡ぼす | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

今 管理人として働いているビルは 3階と5階を貸し会議室として一般の利用に供している。このうち3階の空調機器が壊れてしまい、3室あるフロア全体が使用できなくなった。

業者に見てもらうと ビル建築当時の機器ゆえ 既に製造されておらず、修繕しようにも部品のストックもないとのこと。そのため空調はシステム全体を取り替えなければならず、千万単位の費用になると見積もられた。それは貧乏なビル所有者にとって すぐに調達できる金額ではない。

 

暑さ厳しいこの時期である。エアコン無くしてコンクリ造の部屋は使用できない。そのため今回の故障により、既に入っていた予約はこちらからキャンセルし、今後についても新規の受付は中断している状況である。このことは部屋の貸出し業務をしている私の身分に直結する問題であり、このままじゃたちまち仕事が干上がってしまう。いわゆる雇い止めが待っている。

 

ビルは一見すると綺麗だが、30年も経つと水廻りや内装にほころびが目立つ。4月以降せっかく機嫌よく働いてきたのに、こんなことで職(居場所)がなくなってしまうのかと心配する日々である。人生なかなかスンナリとはいかないものだ。

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