ガソリンを始めエネルギー関連の値上がりが激しいが、燃料費の占める割合が大きいツアー料金も目に見えて上がっている(ツアー定員を絞っていることもあるが・・)。この先 海外旅行が戻って来ても、円安がのしかかってくるから こちらも利用者の負担が増すのでは・・
諸外国でもモノの値段は上がっているが、それ以上に賃金が上がっているので物価上昇分を吸収できている。その点 日本はモノが上がっても賃金が上がっておらず、購買力が落ちている。賃金が20年以上も横ばいだと成長期待も失せて 皆がシブチンになっている。こんな状況で欧米へ旅行しても、金を使うのにおどおどしなければならない。
ふり返るに80~90年頃はよかった。日本は経済に勢いがあり調子に乗っていた。半面, ニューヨークやロンドンに旅行すると街が荒んでいたし、中国や韓国に至ってははっきりと後進国で、日本の相手ではなかった。それが時は移ろい 今や立場が逆転している。
70年も生きてきたら国の盛衰を目の当たりにする。舞台のセンター位置は順に取って代わられる。生きているうちに日本がまたセンターに戻る日が来るのか?
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