病院ウィーク④~前時代的な健康診断 | 100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

健康診断を受けるのは2年ぶりだ。近年に受けたのは簡易なものが多かったので、きちんとしたものとなると 5年ぶりぐらいになる。長らく受けていなかった大腸検査は、便を取るのに失敗し 手ぶらで通院することになった(検査キットを再度貰い、後日に提出)。たまたま病院行きが重なった結果、採血とレントゲンが2日連続になったのは 問題がありそうな気がする。

 

検査を待つ間にフロアを見渡すと、スタッフが非常に多いのに気付く。それだけ労働集約型の仕事なのだろう。ふり返ってみるにこの半世紀の間 健診のやり方にほとんど進歩がないのではないか。採血も心電図も便潜血、胃検査、胸部検査‥ ほとんどが昔と同じやり方である。前の夜から飲食を禁じ、バリウムを飲ませて胃検査をするなんぞ 随分原始的といえる。

 

手作業が多いだけに健康診断を行う機関は多い。勘ぐれば敢えて近代化しないという医師会の策略かも‥ そんな中で差別化を図るには、親切とか迅速とか綺麗な施設とかいった周辺環境で勝負することになる。全検査が終了した後に、ドリンクを配ったりするのも余分なサービスといえよう。

 

                               (富田ファームのパネル写真から)