相楽園の菊花展 | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

コロナが一段落し、今年の秋は菊花展が戻ってきた。菊花展はあちこちで開かれているが、市内の相楽園で催されているのが 一番のお気に入りである。今年で70年目を迎えるらしいが、それだけの歴史を誇り, またキレイな日本庭園で開催されることと相まって 十分に満足できる展示会である。菊花の仕立て(作り方)には花壇、懸崖、千輪咲き、盆栽菊などがあるが、ひと通りの種類が展示されている。

 

菊花の手入れをしている御仁に話を聞くと、栽培を手掛けてまだ 5年しか経っていないという。 5年でこれだけのものができるのなら 私にも・・・  と一瞬 気持ちが動いた。それで花の世話にどれぐらいの時間を費やしているのかと問うと、毎日半日を懸けていると答える。そしてどれほどの鉢を育てているのか? には 300鉢と・・・ それを聞いて,半日がかりの世話も納得した。

 

一本立ちの大菊なら 150~160cm もの背丈になるが、これでは風に弱いのでは? と疑問を呈すると、全部 温室(風防室)で育てているとのこと。ことここに至って、菊作りは私とは別世界の趣味(道楽)であることが分かった。今後も 菊花は人の育てたのを鑑賞することにしよう。

 

 

㊧が千輪咲き              ㊨の懸崖は野菊が断崖から垂れ下がっている姿を表したもの