空き家の撤去 | 100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
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  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

都会でも田舎でも空き家が増え、その倒壊や景観悪化などで 全国的に社会問題化している。私の実家も人が住まなくなって20年になり、これの処分に頭を悩ませている。そんな折、地元市が老朽化した空き家の撤去に補助金を出す事業をやっているのを知った。

 

市役所に問い合わせたところ、次のような概要を話してくれた。

事業の予算があるので、まずは市の職員が下調べに行き 状況をみる。制度に該当しそうなら、次に専門家を派遣し諸要素を点数化していく。そしてトータル点数の高いのから順に何件かを補助対象にするというもの。点数化して判定するのは、保育所の入所決定や介護認定と同じ仕組みだ。 今年がダメでも来年以降にまた申請すれば、いつかは対象になるかも・・・ ということであった。

 

訊かれるままに空き家の住所を言うと、担当者は(googleマップかドローン映像か) 何らかの画面を見ているようで、電話口から 「うわっ」という小声が漏れたのを私は聞き逃さなかった。なんじゃ それ失礼ちゃうか。

 

田舎のわが家は 空き家になった当初こそ手を入れていたが、この10年は放ったらかしである。

600坪の屋敷跡全体がジャングル化しており、その一角に小さな木造家屋が残っている。屋敷跡の画像だけを切り取ると、まさに『ポツンと一軒家』状態である (実際は すぐ横に建売住宅が10戸くらい並んでいるが・・)。 屋敷跡全体の処分が本懐であるが、とりあえずは古家だけでも取り壊したいと思って照会した次第である。

 

担当者は現場に出向いて状況を見たうえ、1週間以内に対応を返事しますとのことで電話は終わった。 

 (結果は 倒壊して周囲に危険を及ぼすというレベルにないから 事業の対象に し難いとの判定であった  ・・ザンネン)