不要不急の旅・長崎④~雲仙火山 | 100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
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  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

21/04/27

3日目は雲仙火山の探訪である。小浜温泉の宿を出て山上の「お山の情報館」を目指す。海辺から一気に700m近くまで上がるから坂道はきつい。

情報館では雲仙の自然や歴史を学術的に説明しているが面白くはない。係員に聞くと 地獄巡りはすぐ近くとのことで 歩いて行くことにした。岩間の水面が泡立ち、その音や湯煙から「〇〇地獄」と名付けられたのが10か所くらい続く。しかしそれは別府などと変わらないから新鮮味はない。それよりも こんな山の中にホテルが立ち並んでいることの方が驚きだ。

 

平成新山を間近に見ることができるという仁田峠へ移動。そこはロープウェイ乗場にもなっているが、観光客はほとんどいない。土産物を売る女性が 声を枯らして売り込みするが、反応する人はおらず 気の毒だ。島原湾ごしに阿蘇山も望めて景色はいい。群生するミヤマキリシマが ちょうど花を咲かせていて これも綺麗だ。峠の駐車場から普賢岳山上への登山道が通じているが、そこまでする気力と時間はなかった。

 

その後は空港を目指してドライブ。途中で産直の店に寄り、お茶やみかんを購入する。そして 最後の観光が諫早湾干拓道路である。湾を横切る干拓堤防の上に道路を走らせているもので 8kmもある。

湾をショートカットできるから 車もいっぱい走っていて、そのダイナミズムは自然(災害)の力に劣らず 現代土木の力もスゴいものだと感心した。

 

  

雲仙温泉の地獄めぐり      仁田峠から平成新山を臨む   海を突っ切る諌早湾干拓道路