洞爺湖畔の「ペンションおおの」は 先日利用した日光のペンションみたいなこぢんまりしたのを想像していた。実際は広い敷地に立つ大きな建物で 意外感があった。月曜日は利用客が少なかったようで、山側の安い部屋を予約していたのに、湖側の広い部屋を充ててくれた。
昼食を3時過ぎに摂ったため 6時半じゃ まだ食べる気にならず、7時に変更してもらう。7時になって食堂に入ると、やはり私らが最後の客で、他は皆 既に済ませているとのこと。
手づくりの食事は豪華で、サラダや刺身、シチューと和洋折衷。確かに美味しく、食べきれない量であった。野菜類は自家菜園で育てているといい、デザートのメロンもしっかりした味だった。
洞爺湖では毎晩 8:45から湖上に花火が上がるというので 小雨が降る中 ペンション前の駐車場に出てみた。そこでは私らのほか もう一組だけの観客。1kmくらい先の船台から打ち上げられているようだが、湖畔の各ホテル客に満遍なく観てもらうためか 船台が湖上を移動していく。大規模な打上げではないが 小気味よく 20分間に亘って演じられた。
あちこちの花火大会が中止になって 文字どおり火の消えた寂しい夏であったが、今年初めて観る花火が洞爺湖, というのは思い出深いものになろう。
「ペンションおおの」の外観(左)と、おいしい朝食(右)