定山渓は札幌の奥座敷にあたり、神戸でいうと有馬温泉みたいなトコかと想像していたが、温泉街の規模は小さく 観るところがない。大きなホテルがいくつも建っているが、どこも古びているし、潰れている所もある。 ネットで見つけた旅館「ふる川 」はクチコミ評価が高かったので期待は大きかったが、別途有料とされているサービスが多く シラケてしまった。
売りの食事は15分ごとに区切られた夕食の時間枠の半分が既に埋まっていて、遅い時間しか残っていないと言われる。朝食も同様で、7時半か 9時半かという 2つの選択肢しか与えられなかった。早々と午後 4時にチェックインしているのにそれはないだろう。団体客優先で、個人客は後回しにされている気がした。前日のペンションの 2倍も料金をとるのに気分は良くない。
夕食の会席料理は 確かに美味しく 手が込んでいたが、凝り過ぎているのもあって、最後に出てきたご飯は真っ黒だった。カラスミで炊いたというが、味覚以前に 見た目が気色悪く、嫁さんは普通の白ご飯に代えてもらっていた。
ホテル内各所にラウンジが配されているのはいいが、4つもあると紛らわしい。風呂上りに嫁さんとラウンジで会うことにしていたが、ラウンジを間違えて出会えず それぞれが部屋に戻った。そこで改めて目的のラウンジに出かけたが、そこは建物外にある秘密基地みたいなトコだった。閉店間際で時間がなく、忙しなくワインを飲んだだけだったが、夜が早ければもっと楽しめたのに・・ と残念だった。
「ふる川 」の玄関先 (ケータイではうまく撮れない) 館内には生花が溢れていた