シチリア紀行 advanced⑧~シラクサ観光 | 100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
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  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

09/08/13() シラクサ観光 -前半- 晴れ 30000歩

朝7時半頃に嫁さんに起こされる。嫁さんは昨夜10時頃に寝たが 私は遅かったので、朝は辛いものがある。8時を過ぎて朝食に行くと先客が2組。種類は多くなくあっさり。しかしメロンとハムがあったので、恒例のメロンハムにありつく。後はぼちぼち。朝食後部屋を片付け考古学博物館に出かける。

嫁さんは歩いて行くのかと渋ったが、約2 km をトボトボ向かう。道も公園も綺麗とは言えない。道もよく分からないまま こっちかな~とか言いながらも 何とかたどり着くことができた。そもそもオルティジャ島近くから歩いて行く人などいない。

 

チケット売り場が離れていたので、私がチケットを買いに走った。その間 嫁さんは入場口で待っていたが、 戻ってくると 初日に空港からパレルモまでタクシーに同乗した夫婦と話し込んでいる。偶然 出会ったらしいが、彼らはまだ紛失した荷物をゲットできておらず、パレルモ空港まで取りに来いと言われているらしい。明日帰国するのにどうしよう云々と言っていた。奥さんは到着時の服を着たままで 化粧もできへんしと憤慨しているのは当方と同じ。

 

公園で最初に観たのは ギリシャ劇場 BC 7世紀とか。これまでの野外劇場と違い、石材が火山岩みたいでかなり風化している。近くの石切場から切り出したのか。石切場は大きな洞窟になっており、奥行きが何十㍍もある。天井は36㍍とかで音響効果があり、同時に入っていた団体と一緒になって 「こら~」とか「カネ返せ~」などと大声で叫んだ。ストレス発散効果がある。

縄綯い職人の洞窟というのもあって、石壁に穴がポコポコ開いている。人が住んでいたんだろうか。 一つの穴は横から水が吹き出ていて いかにも涼しげである。セットで購入した考古学博物館は場所がよくわからず、聖所記念堂とか現代教会を覗いて帰ることにした。

 

帰る途中 喉も渇いて 何か飲み物をと探すがどこへも入らず。通りかかった小父がスーパーの袋を持ってるので、その所在を訊く。何か喋りながら指すので向かっていたら、すぐに別のスーパーが見つかる。怪我の功名。ペット水2本、缶ビール3本、ワイン小瓶3本、牛乳パック、オレンジジュース、アクエリアス、パニーニ10本入を買い揃え10.2 €。 やっぱり安い。ホテルに帰り着くまでにペット1本はすぐ飲み、ホテルで牛乳を飲む。この日記を書いている間、嫁さんはシエスタとかいいながらベッドで転がっている。

 

  

石材が風化したギリシャ劇場    大きな洞窟になった石切場    縄綯い職人の洞窟のひとつ