シチリア紀行 advanced③~モンレアーレに | 100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
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  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

09/08/10 (月)  モンレアーレに 晴れ 24316歩

疲れもあって昨夜はよく眠れた。7時には起き出し 7時半からの朝食は一番乗り。種類もそこそこにあり、時間をかけて美味しく食べる。 ヴィットリオ・エマヌエーレ通りを東から西へ歩き、カテドラルを最初に見学。王宮と見紛うほどの大層な建物の中を軽く見学。ヌォーヴァ門を通り抜け(16世紀を潜ろうとガイド本に書いてある)、インデペンデント広場に 9時半に着く。モンレアーレ行きのバスを運転手に聞くと10時と10時15分というので、10時前から待ったがいつまでたっても来ない。何台も何台も他のバスをやり過ごして やっと来たのが10時20分、随分待った。バスの時刻など全くアテにならない。

 

30分かけてモンレアーレに着く。パレルモから内陸へ8 kmとのことだが、それ以上の距離を感じた。道中は路上駐車が激しく、行きも帰りも救急車が迫ってきたが、身動きが取れない渋滞になっていた。

モンレアーレはモザイクの傑作と案内してあったが、内部は昨日のマルトラーナ教会と似た感じの金キラでそれほどの感慨はない。本日の午後に行ったパラティーノ礼拝堂と同じ仲間だが、そこは小さかったので入場料8.5€の割にはアレェこんだけ?! の感想になってしまう。

モンレアーレでは中庭が見れるというので 2€で見学を申し込んだら、屋根の上から中庭を覗き込むだけというもので、こらぁ金返せ というインチキ臭い内容だった。そのため本来の中庭入場見学は取りやめた。モンレアーレの帰りはそれほどの待ち時間もなくバスに乗る。

 

パレルモに戻り、昼はバールで簡単な昼食をとる。オレンジジュースは目前で 2個をジュースに絞り上げる。あとビールとアップルパイ。水も買い込んだ。昼食後 再度インデペンデント広場に戻って王宮とパラティーナ礼拝堂を見学。王宮の見学はツアーになっており 30人くらいのグループで説明を聞く。王宮はこれまであちこちで何回も体験したので特別な印象なし。王宮からの帰途にスーパー GSに寄り ワイン、ビール、ミルク、マンゴーなど買い込む。量があったが全部で10€もせずやはり安い。ホテルに帰り着いて フロントにスーツケースの連絡があったかと尋ねても not yet と言われ、脱力する。もう根性決めて身の回り品を買いに行かねばならない。

 

ひと休みして夕方から買い物に出かける。ローマ通りを行き来するが これといった店が見つからず歩き回る。少し小洒落た店で50%引をやっていたので、そこで私はシャツと短パンを、嫁さんは Tシャツを購入。さらに別の店で 二人の下着など最小限を揃える。外国でこんなショッピングはすごく久しぶりだ。

夜7時頃になって夕食はどうしようかになったが レストランは大層だし、疲れてもいるので もう要らんか、となり,GSでピーナッツとヨーグルトを買う。今日1日だけでも何回もヴィチリア市場を行き来したので、すっかり馴染んだし 歩数も 24000歩になった。夜は二人とも足の付け根が痛くなってしまった。また服がなく,化粧品も傘もなく、無防備だから顔が焼けると 嫁さんが嘆いている。

 

特記事項がある。インデペンド広場からモンレアーレ行きのバスに乗る際、やっと来たものだから皆が一斉にワーッと乗り込んだ。チケットをどう買えばいいか判らないし、席も取りたいしで、そちらに気が行っている。若者がワーッと言いながら乗ってきたのは知っていたが、そのうち嫁さんがリュックのチャックが全開になっていると訴えてきた。何か盗られたかと調べたが、結果的には二重底の下に納めてあったサイフは無事で、事故は未然に防げたようだ。これも 改めて心せよの教訓である。

 

  

モンレアーレ内部と豪華なモザイク装飾                   2€で見下ろす中庭