金の価格が高騰している。これは世界的な低金利や米中摩擦による政情不安から 金自体が買われているのと、日本経済の後退懸念で円安になってきた(ドル建相場が円価格に変換される) ことが 値上がりに拍車をかけている。
私と金との関わりは長い。1979年にソ連がアフガンに軍事侵攻した際に 戦争勃発不安から金の価格がギュィ~ンと上がったことがある。その上昇ぶりに思わず飛乗り買いをした。上昇速度が速かった分、落ちるのも早かったが、それでも短期間のうちに 2-30万円くらい儲けた。
これに味をしめ その後の下落局面で断続的に買い求めていったが、二度といい目を味わうことはなかった。
しかし 金が長期投資に向いていることを信じていたので、長期低迷さなかの2000年から 今度は毎月定額のこつこつ投資を始めた。毎月決まった金額分だけ金を買っていく (積立貯金みたいな) もので、当初は1万円でなら10グラム買うことができたのが、最近は 2グラムも買えない。この 20年間にそれだけ値が上がったということだ。20年は長く, 価格が伸び悩んだ時期もあるが、趨勢としては右肩上がりで、私の実績でみても 年5-6%の複利で回っている。
今 また戦闘機みたいに急上昇していて、投資的には危ない兆候を示している。いったん売るべきか迷うところだ。