義母の一時帰宅 | 100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

 義母が大腿骨骨折で入院して 2か月になる。手術してリハビリの日々を過ごしているが、高齢ゆえ治癒は捗々しくない。病院は退屈なので 本人はずっと家に帰りたがっていた。それがやっと一時帰宅が認められ、1泊だけの自宅ショートステイを体験した。

 

病院から 3人も4人もが付き添い、家の構造を見て回る。古い家なのでバリアフリーなんかになっていないし、トイレも寝室から遠い。居間は寒いので 陽の入る応接間にホーム炬燵を持ち込んでみたが、床座りなどできない。入りやすいようにと改修した風呂も手すりや椅子が具合悪く、うまく使いこなせない。  わが家とはいえ、健康だった頃とはずいぶん勝手が違ったみたいだ。

 

家での生活は何かと不便で 常に介助が要る状況に、義母も帰宅はまだムリと悟ったようで翌日は文句も言わず病院に戻った。

しかし 現行の医療制度では 同一事由による入院は3カ月しかできず、その後は強制的に退院させられるという。そうならば残る1か月の入院中、せいいっぱいリハビリに励み、少しでも強い体になって戻って来てもらうしかない。にわかに生じたわが家の老親介護問題である。