子らの劇と老人会 | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

地域の老人会のメンバーを招待して 園児の劇が披露された。これは今週末の生活発表会の予行を兼ねており、見知らぬ人の前で演じてみる絶好の機会である。老人会から15人が招かれたが、ついでに私にも声がかかり、「白雪姫」と「Jackと豆の木」の豪華(?) 2本立て(各40分)を鑑賞することになった。

 

老人会の15人は男女半々であるが、3列席の前半分に男性が、後ろに女性陣が座っていた。女性らは大柄な男性に前を遮られ、見えにくそうに体を揺らしていた。男性の自分ファーストの振舞いは、若い時分のレディファーストなんぞ格好だけのものだったのを物語っている。

 

舞台は装置や道具がキチンと整えられ、衣装も役柄にフィットしていた。大きな声で語り、オーバーアクションで演じるのは幼児らしくて愛らしい。保育所の劇というと、皆で歌うのが多いが、ここはソロのパートが多く、演じる4歳の子にはプレッシャーがきついだろう。

お妃が鏡に向かって「この世で一番美しいのは誰?」と問うと、「それは白雪姫です、お妃は2番目です」と答える。妃が思わずキーッとなるが、4歳にして 女性の価値は美しさにあり、の価値観が心に刻み込まれるんだと認識した。