金価格については10数年来注視している。一般に金の相場はドル建てで示されるが、日本国内での売買価格は ドル円の為替レートも関係してくる。金自体の価格と為替の両者を二元的に予測するのは困難なので、一般に金の将来相場というのは ドル建て価格だけで予測されることが多い。過去における将来予測をピックアップしてみると次のとおりだ。 (ドル建てはオンス当たり価格、円建てはグラム当たり)
'12時点の予測 ‘13半ばまでゼロ金利継続するなら上値は2200$、下値は1500$(GFMS社)
'13時点の予測 10年の長期で見れば海外で3000$、国内で10,000円(豊島)
'14時点の予測 2020年までにはグラム7700円(豊島)
'17時点の予測 2020年までに1800$台でグラム7000円(ANZ銀行)
それで現時点でどうなったかというと、1302$の4672円(3/20現在)で、あまり当たっていない。商売というか客好みの予測をしがちである。
この20年間のチャート