テロとの遭遇 | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

.
  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

今週はマンチェスターとジャカルタでテロ事件が発生し、多くの犠牲者が出た。これを受けて外務省は欧州への渡航に注意するよう呼びかけている。

これまで100回近く海外旅行してきたから、身近にテロを感じることが何度かあった。この 3月はフランス旅行中にオルリー空港で警官が殺害される事件があり、帰りのリヨン空港で警備が厳重化しているのを目にした。これまでのニアミス体験としてはロンドンテロのすぐ後に英国旅行したのと、オスロでも訪問直前にテロがあったことがある。いずれも大量の献花や警備など市内に事件の余波を見た。

 

物騒と言われるイスタンブールには ’15/05に旅行したが、イスタンではその前にも後にも大きなテロ事件が発生している。後の1件は宿泊Hのすぐ横で起きたので 生々しい記憶として刻まれた。 ’02にエジプトに行こうとしていたのが、直前にルクソールで日本人を含む大量殺りくがあり、ツアーの中止を告げられた。数年後に改めてトライしたが、その時でも ツアーバスを軍隊が警護するほどに治安が安定しない国であった。

 

一番ホットだったのは 毎日のように政府の要人が殺されるという緊張下のコロンボを旅行したときだ。そんな状況にあると知らずノコノコ出かけて行ったのは 知らぬが仏であった。

しかし これらどの国でも市民は (しかたなく)普通に生活をしていた。旅行者は細心の注意を払う必要はあるが、過度に恐れることはない。外務省が発する危険情報レベル1が いまや普通の状態だと思った方がいい。黄色信号は注意して渡れ ということだ。

日本人は黄色信号に怖気づくが、アメリカ人や中国人は赤信号でも渡ろうとする。