10路線以上がシティ市内を縦横に走っている。メトロ(地下鉄)のほかにメトロバスという専用軌道を走るのや 普通の市バスもある。市内一律 5ペソという低料金はありがたい。そのため曜日や昼夜を問わずいつも混んでいた。
レール上を走るのやタイヤで走るのなど車両に種類はあるが、どれもエアコンはなく窓を開けて暑さをしのぐ。
車両のホームへの進入と出発はスピードが早く、もし人が接触するようなことがあっても それは人のほうが悪い、と言い切る雰囲気である。その速度のため、停車時も発車時も車両がガクンとなり、スチール席で尻がツツツーと滑っていく。
駅によってはホームの前半分が男性、後ろ半分が女性の乗降と仕切っているところがあるが、乗り込んだら車両内は男女ごちゃごちゃになっている。あの区分はどういう意味か?
路線を乗り換えるときの通路は長く、ひたすら歩く。階段を上り下りするので ハンディのある人はたいへんだ。
ネットから打ち出した路線図を持っていたのでうまく利用できたが、それがなければ まず使いこなせないメトロであった。そして普通に注意しておれば危険を感じることもなく、市内観光に有用であった。