カンボジアの生活を覗く~ベトナム・カンボジアの旅⑨ | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

昨日・今日とシェムリアップ周辺を200㌔以上もトゥクトゥクで走り回ったので、カンボジアの人々の生活を垣間見ることができた。

民家はみな高床式になっており、屋根や壁を萱で葺いた家も今なお残る。いちばん寒いこの時期でも 昼間は30℃を超えるので、それでもやっていけるのだろう。しかし現地の人にとって今の時期は寒いようで、長袖服の人が多い。


裸足の子が珍しくないし、移動の足として 大人用の自転車を器用に乗りまわしている小さな子もいる。学校へ行っていない子もいるようで、観光地で果物や小物を 1個ワンダラー, 2個でもワンダラーとか言いながら しつこく売り歩いている。こんな国だからこそ教育に力を入れているようで 小学校を何度も目にした。


通学は徒歩か自転車で、大きな子が後ろの荷台に小さな子を乗せて走っているのをよく見かけた。小学校は民家に比べ 不釣り合いに立派で、校舎周りに子どもが うじゃうじゃいた。あーいうのを見ると嬉しくなる。日本にはない活力だ。


学校へ行けない子がいる中、不登校だ、引きこもりだという子がいる気がしない。みな精いっぱいに生きている。高床式の住居の1階部分(壁のない吹き抜け部分)に台を置いて、何人もが座り込んで団らんしている。お金もないだろうけどゆったりしている


たまたま葬儀を2度目撃した。大勢が白装束で集まり、脇の荷車に棺桶が乗せられていたので いっぺんにそれと分かった。もう一度は長い行列を作って 葬儀(埋葬)場らしきに歩いていたが、それは私が幼少のころ 目にした原風景である。病院のベッドから火葬場へ直行などという味気ない葬儀はこの国には無いだろう。


川や池はあるが、そこの水は汚れている。井戸のある家もあるが、大抵は家の周りにカメを並べて雨水を溜めている。それを煮沸して使うのだろうか。道ばたはゴミだらけだ。私の田舎には節季の年2回に、住民総出で地域を一斉清掃する慣習があるが、そんな制度を取り入れるだけでも だいぶん違ってくるだろうに。。。


  

カンボジアの小学校            たまたま葬儀を目撃した