トンレサップ湖~ベトナム・カンボジアの旅⑧ | 100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
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  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

'15/12/26

ベンメリア遺跡を見終えたら、トゥクトゥクの運転手が トンレサップ湖へ行かないかと誘う。いくらかかるかを聞くと ボートに乗るのに一人15ドルだという。湖でボートに乗るなど関心ないので断ると、それなら周りを見るだけでも と言うので、行ってみることにした。

(カンボジア観光に際して 一応「地球の歩き方」ガイドを持参したが 何も読んでいなかった。だからアンコールワットとアンコールトムの他に 何があるのか全く知らなかった ←自慢じゃないけど)


国道から脇道に入り 永らく走り続ける。地平線が見える場所で車を停め 運転手が何かを話してくれるが、英語を話せない彼が何を言ってくれてるのか解らない。そのうちに舗装路がなくなり、赤土の道路になった。土埃の立つ走りにくい道だ。両サイドの家々の高床式が、清水寺の舞台みたいな超高床式になってきた。

この家々は何じゃ と思っていたら、フン詰まりの地で車を停め、ここがトンレサップ湖だという。運転手のつたない説明で分かったのは、いま走ってきたのは湖の中に盛土して作られた道路であること。今は乾季で水が引いていて、道の両サイドが川か池みたいになっているが、雨季になると一面あそこまで水が満ちる、と家屋の地上3㍍高を指さす。確かに周りの電柱や板塀のその辺りに 水で汚れた跡がある。


ひえ~っ だ。これじゃ東北の津波被害跡と同じじゃないか。ガイド本をみたら、湖は乾季の3000㎢が 雨季には1万㎢になると書いてある。1万㎢とは琵琶湖のざっと 15倍にあたる。

アクセスが悪いから 他に観光客など誰もおらず、何かすごい所に来た~と感慨深かった。


  
湖の中の村に来た            雨季にはあそこまで満ちるんだって

  
湖水に浮かぶお家ってステキと思わない?  ぜんぜんステキちゃうわ!!

とにかく珍しい景観だ