2日目は岡山市内を観光する。先ずは歩いて岡山城まで。岡山城は近年になって再建された鉄筋コンクリ造りの6階建て。外観は昔のカタチを残すが、内部はエレベーターも付いた現代建築で整然としている。いわば城のカタチをした博物館といったもので、有難みに欠ける。その代わり 姫の衣装を着てみるとか カゴに乗る、さらには殿と並んで写真に納まる などの小さなアトラクションが用意されていた。
城をひと巡りして 次に川向かいの後楽園に向かう。ここへは前にも来たことがあると思うが、記憶からは完全に消えてしまっている。現代に残る数少ない大名庭園だが、だだ広い園内は高低差があまりなく、全体を見渡すことができる。城から見下ろした際 田んぼのように見えたのは実際に田んぼで、庭園の中に稲が植わっている。茶畑や芝が占めるゾーンも広く、この時期 庭園全体が青々している。
珍しいのが流店(りゅうてん)という建物で、板張りの亭舎の中央に水路が通っている。皆が足を浸けているので足湯かと思ってまねたら そこには冷水が流れていて、体中を一挙に爽やか感が巡った。これは面白い体験であった。
ここでもガイドの説明を受ける 初乗り料金1両、ただし動きません
足湯ならぬ足水、気持ちいい 岡山城を借景にした後楽園の絶景