カラファテからエルチャルテンの村まで、遠路220キロをバスで移動の途中、休憩でドライブインに立ち寄った。そこには世界主要都市からの距離を表示したポールが立てられていた。NYやパリ、首都のブエノスアイレスから○○㌔と示されている中、東京から2万1千㌔の表示がされていた。地球は1周4万㌔で、どの2地点間を測っても 2万㌔以内に納まるハズなのに、何で 2万1千㌔やねん とツッコミたくなるが、言っていく先が分からないので放っておく。グーグルアースには 2地点間の距離を測る機能が付いているが、自宅から一番遠い地点として、ブエノスアイレス沖で 2万㌔が表示される。
今回の旅行のキーワードは 遠いと 寒いだと思っていた。遠いは先に書いたとおりだが、いっぺん39時間移動を経験したら、ヨーロッパなど近いものだという気になる。
寒いは、事前にアルゼンチンのYahoo などで現地の10日間天気予報を見て概況を把握していたが、ほぼ予報通りで天気には恵まれた。氷河近くでも 20℃近くあり、日本より よほど暖かであった。ガイドブックには 雨の多い地域と書かれていたので 傘だけでなく合羽も用意していったが徒労に終わった。
観光面では パタゴニアに見るべきものは多かったと言えないが、裸の大地をひた走る中、遠くに見つけるグアナコの群れや、凛とそびえるフィッツロイ山、さらにはガブリ寄られて湖面に落ちる氷河(の先端)に心を動かされるのだろう。
そんなに押したら落ちるやないか
(氷河は何にも言わないけれど、
氷河の先端の気持はよく分かる)